株式市場が連日の大活況となっています。
東証一部の出来高は、月曜45億株でバブル期を抜き史上最高、火曜も39億株に達しています。
バブル時の売買の主役は国内の金融機関、事業法人でしたが、今回の主役は外国人投資家と個人投資家です。(事業主体別売買シェアから)
特に、今回の大活況のきっかけをつくったのは、外国人投資家といわれています。
外国人投資家が猛烈な日本買いを始めたのは、郵政解散があった8月8日前後からといわれています。
ちょいと長くなりますが、当時の私の気持ちの備忘録として書き留めます。
【郵政解散と日本株買い】
8月8日(月)、夏季休暇をとっていた私は、実家で参議院本会議の中継をみていました。
たしか午後1時に会議が始まり、ほどなく郵政民営化法案の投票が始まり、白票(賛成票)と青票(反対票)が拮抗する展開となったのを覚えています。
このとき、私は携帯電話でもう一つの画面もみていました。
日経平均株価の動きです。
一般的に、法案廃案・解散総選挙となれば、選挙期間中は政局混迷を理由に株式市場は低迷するというのが株式業界関係者の「通説」。加えて、今回は政治状況の面からも、小泉総理が命運を賭けた郵政民営化法案が廃案となるため与党は議席を減らすだろうから政局は混迷し、株価は低迷する―というのが巷間言われていたところ。
実は、当時私は某株式を買って保有していたため、法案の動向は自分の懐にも直結する一大事案でした。なので、本会議場の投票と株価動向をリアルタイムで交互に見比べながら、固唾を呑んで見守るような状況になっていました。
しかし…
そんな私の願いをよそに、本会議がはじまった前後から株価は直下降で下落!
うぁぁぁあああああ~ 日本売り!?
もうだめかと思い、思わずヘッジ売りのカラ売りも入れたとき、法案が否決となりました。小泉総理が非常に険しい表情をしていたのがまだ多少脳裏に浮かびます。
その後、予定していた親戚ん家に出かけました。
そこで運悪く携帯電話の電池が切れ、今日の市場の結果を知るのは翌日になるはめに…。
翌日朝。
携帯を充電後、とりあえず、買い持ちの方を損切り処分しないとだめかなあ、と思いつつ、日経平均株価の昨日の終値をみると… あれ!?!?値が戻ってる??
おかしいぞ、おかしいぞと思いながら情報を集めると、「悪材料出尽くし」といった文字が躍っている。
や・ら・れ・た ~ ~ ~
買いだ、買いだ!! 処分すべきは昨日のカラ売りの方だぁ~。
このとき猛烈に買い上げたのが外国人投資家だったというのをしばらくして知りました。なんでも、原油高で潤ったオイルダラーが運用先を求めて欧米の投資ファンドを経由し日本株を買い漁ったとか。
折しも、翌日あたりに景気動向の発表があり、これが上方修正のサプライズ!
株式上昇の勢いがさらに加速することになった。
さらに、自民党劣勢が予想された選挙までも、抵抗勢力に刺客を送るという前代未聞の展開によって、自民党が想像を絶する304議席を獲得するに及んで、株式市場はもう手がつけられないくらいの爆発高を演じることになったのデスた。
個人投資家はこうした一連の動きをみて乗っかり、さらに選挙期間中は様子見の姿勢をとっていて出遅れた国内機関投資家も参戦して「全員参加型相場」となって現在に至るのです。
火曜の45億株で短期的には天井を打ったようですが、この先どうなるか目が離せません。