下の2つの報道をみた感想 →韓国にうまくやられましたね。
韓国は、韓国漁船の罪は、単に検査をさせなかったことのみ、と主張したいようである。
いいかえると、問題の核心となる排他的経済水域 (EEZ)内での漁業行為については、「やってない」としらをきりとおすハラのように思えます。
海洋法に関する国際連合条約 や漁業主権法によると、
他国の排他的経済水域に通行すること自体は何ら問題なく、そこで操業した場合に違法となる。
したがって、実際に操業中の映像を撮っていたのならまだしも、撮っていなければ、検査もできなかったことから、操業行為の有無は「やった、やってない」の水掛け論に終わってしまう可能性が高い。
検査忌避も違法ですが、本質的な問題ではない。
完全に、韓国ペースですね。
このまま、うやむやになりそう。
船長もあらためて日本に来ることはない気がします。
50万の担保金なんて、日本にくれてやっても屁でもないですからね。
ひょっとしたら、韓国は、このような場合への対処法をあらかじめ研究していたのかも。
多くの皆さんが感じているように私も、そもそも、EEZ内の操業行為の有無について、日本の海保の取調べに誠実に協力しようとしない韓国側にまず問題があると思います。
そうはいっても、日本は、丸くおさめようという意識が強すぎるのか、国益侵害に対してしっかりと自国の立場を主張しようという意識は相対的に低いように感じられます。
それに、外交に関しての戦略や、戦術(シミュレーション)があまりできてないような気がしてなりません。
【韓国漁船逃走をめぐる2つの報道】
長崎県・対馬(対馬市)沖の日本の排他的経済水域(EEZ)内で、対馬海上保安部の立ち入り検査を受けた韓国のアナゴ漁船「シンプン号」が海上保安官2人を乗せて逃走した事件で、対馬海保は2日、漁船の船長(36)が漁業法違反(立ち入り検査忌避)容疑を認める書類と、50万円の担保金を支払う保証書を提出したことから、同日午後5時半ごろ船長を釈放し、漁船を韓国側に引き渡した。
[読売新聞社:2005年06月03日 00時37分](抜粋)
日本の排他的経済水域(EEZ)から韓国の漁船「シンプン」号が海上保安官2人を乗せて逃走した事件で、韓国の蔚山海洋警察署は2日、漁船は日本のEEZを侵犯したものの、操業はしていなかったと発表した。
[読売新聞社:2005年06月03日 01時26分](抜粋)
ところで、小学生的疑問ですが、
① 排他的経済水域と公海と領海はどうやって見分けるのでしょうか?
(ロープが張ってあるわけでもないし、海の色が変わるわけでもないし。)
② 我が国においては領海侵犯をすべて把握できるような体制になっているのでしょうか?
(以前にも北朝鮮の小型船が侵入して海保との銃撃戦をやったことが報道されていましたが、侵入やEEZ内での操業行為は氷山の一角のように思えます。)
③ 海上保安庁と海上自衛隊の関係は?
不審船には基本的に海保が動きますが、なぜ海自じゃないんだろうと思って少し調べました。
海保のHP等によれば、海保と海自のそれぞれの業務は、
(海上保安庁)
・海の警察(犯罪の捜査及び逮捕等)、
・消防(火災船の消火などの海難救助)
・水路の測量、海図の作成、灯台などの航路標識の建設、運用など
所管は国土交通省。定員12千人。船艇(艦艇)514隻
※このニュースで出てきた韓国のほか、アメリカ等各国に沿岸警備隊がある。
(海上自衛隊)
・海上からの外国の侵略に対し、我が国を防衛すること
・災害が発生した場合の支援活動
・海保からの要請を受けて、遭難船舶等の捜索救助、急患輸送や油流出事故の際の油の回収作業
所管は防衛庁(内閣府)。定員45千人。船艇(艦艇)120隻
※もともと、海保から発展したもの。
そうか、海保というのは日本独特の存在かと思っていたが、各国にふつうにあるのか。へぇ~。
また、海自より海保の方が船が多かったのは意外。
不審船を発見した場合、この区分をもとに、まず海保が出動し、要請があれば海自も出動するという整理になっているのでしょうか。
しかしながら、侵犯行為なのですから、私としては、海自は要請が来てから出動するのでなくて、最初から共同行動を取るなど、もっと積極的な対応をすべきではないかと思いますが、皆さんはいかがお考えでしょうか?