骨太の方針の骨子案が示された。骨子案は、社会課題への対応を通じた新たな経済ステージを実現するとし、物価高を上回る賃上げの定着させるため、構造的な価格転嫁を実現するとした。

 

持続的な賃上げに向けた三位一体の労働市場改革で、教育訓練休暇中の生活を支える新たな給付金創設や、産学連携の最先端の知識などを身につけるプログラムを立ち上げる。

 

また、2030年度までの6年間を対象期間とした経済・財政新生計画を取りまとめ、1%を安定的に上回る成長の実現を目指し、生産性向上や官民連携の投資を推進するとした。

 

2025年度のプライマリーバランス黒字化に向けて、債務残高対GDP比の引下げを目指し、財政の信認を確保するともした。

 

政治資金問題が影響し、政権の求心力が低下している。そのため、今回の方針では財務省がお膳立てしたような表現が随所に見られる。

 

物価高を上回る賃上げを定着させるには、強いリーダーシップが必要だ。経済の復活にはメリハリの効いた方針を打ち出す必要がある。

 

今日から与党で議論が本格化するが、骨太と呼ぶに相応しい方針を示して欲しいと思う。骨太の方針は、21日に閣議決定の予定である。