JNTOによると2月の訪日外客数が278.8万人となり、2月の過去最高を大きく更新した。

 

2月の訪日外客数は、前年同月比で89.0%増、19年同月比では7.1%増となった。うるう年による日数増加と旧正月が2月中旬であったことが要因とされる。

 

韓国、台湾、フィリピン、米国等から訪日客が増えた。航空便はまだ完全には回復していないが、東アジア、東南アジア、欧米豪、中東地域などの回復が大きい。

 

中国は、水際対策緩和や旧正月、スクールホリデー等複数の要素が寄与し、19年同月比で63.5%まで回復した。

 

訪日客はビジット・ジャパン開始以来増加し、ピーク時は年間3,000万人を超えた。しかし、新型コロナの影響で、21年は25万人まで落ち込んだ。

 

昨年は新型コロナが収束し、2,507万人まで回復した。今年の1、2月の累計は19年比3.4%増となっており、この流れが続けば過去最高を更新する可能性は高い。

 

円安も後押しとなっており、外国人旅行者の日本への関心は当面衰えることはないものと思われる。

 

日本の観光業には千載一遇のチャンスである。この流れに胡坐をかかず、将来を見据えた観光政策を進めて欲しいと思う。