文科省の概算要求額は、今年度当初予算比11.9%増の5.9兆円となった。

 

教員の働き方改革等を重視し、35人学級屋教師の処遇改善に1.5兆円を要求、教師人材の確保強化は新規に22億円を要求した。奨学金の返還支援も検討する。

 

GIGAスクール関連では、2024年度に端末の更新を控える自治体や故障などへの対応として、新規で端末更新に148億円を要求した。

 

学校施設の整備では、老朽化や共創拠点化、防災機能強化、脱炭素化が必要とし、今年度の3倍増の要求を行う。

 

科学技術では、研究力向上と優秀な人材の育成、イノベーション創出と基盤強化、重点分野の研究開発などに重点配分した。

 

博士課程学生の処遇改善と研究環境の確保は一桁多い221億円を要求し、次世代AI人材プログラムとして国家戦略分野の若手研究者・博士課程学生の確保に新規で25億円も計上した。

 

新規事業では、Nano Terasuの整備等に38億円、生成AIの研究開発や共用に115億円、JAXAの資金供給に30億円なども要求している。

 

科学技術関連は他省庁でも様々な形で予算を要求しており、その総額は一般会計で3.7兆円超となっている。