本日の参院本会議で、防衛力強化財源確保法案やLGBT法案が可決・成立した。首相が衆院の解散を否定したことから大きな騒ぎに至らず、採決は粛々と行われた。
政府の提出法案はまだ2本残っているが、重要法案と位置付けた法案が全て成立しており、一定の成果は示した形と言える。
解散がなくなった途端に解散風を吹かせたと批判する声が各所から出てきたが、選挙がなくなり安心した議員が責任を首相に転嫁する姿は見苦しい。
解散をせずほっとした議員も多いと思うが、余計なことを言うと自身の首を絞めることとなるので注意すべきだ。
不信任案が出されれば信を問うのは一つの方法であり、解散権は首相の専権事項だ。世界が大きく変化し日本の進むべき道も様々な選択肢を示すさなければならなくなっている。
信を問う覚悟は常に必要だ。メディアももう少し冷静な報道を心がけるべきだろう。今国会の最大の局面は終わり、立民が提出した内閣不信任案は午後の衆院本会議で否決される。
その後、政府は骨太の方針を決定する。今後の羅針盤ともなる骨太の方針で、どのような国家像を示すかを注目したい。