先週末、選挙応援中の岸田総理に爆発物が投げ込まれた。

 

犯人はすぐに取り押さえられたが、大惨事になる可能性もあっただけに、総理の無事を知り、まずはホッとした。

 

安倍元総理銃撃から1年も経たないうちに同様の事件が起きたのは残念だ。日本の安全神話は過去の話と言われかねない。

 

犯行理由は不明だが、伝え方を間違えると模倣犯が続く可能性があるため、報道機関は冷静な報道を心がけるべきだ。

 

岸田総理は、事件後も危険を承知で選挙応援を続けた。直後の演説で事件に触れた以外は、事件に触れることなく演説をしている。

 

事件を逆手にとって演説する方法もあるが、総理のスタンスは全く逆である。ここに総理の人柄が現れている。それを頼りないという人もいるが、誠実さは岸田総理の原点でもある。

 

立民や共産などの野党が的外れな追及を続けたこともあり、直近の内閣支持率は40%前後まで戻り、支持と不支持が逆転している調査も出ている。

 

この流れは、広島サミットが終わるまで続く可能性が高い。まずは週末の補選が注目されるが、野党の足並みの乱れが総理を手強い存在に変えつつある。