今回の参院選で、れいわやNHK党、参政党などのミニ政党が議席を獲得した。すでに議席を持つれいわやN党だけでなく、2020年に活動を開始した参政党も議席を獲得した。

 

参政党は、全選挙区で候補者を擁立し、選挙区で200万票超を獲得、その9割近くが比例に反映された。

 

比例では約177万票と社民やN党を上回る。比例票の2%を超え、公職選挙法や政党助成法の政党要件も満たした。

 

N党が選挙区で73人も擁立し110万票しか得ていないのに比べ、1人当たりのパフォーマンスは3倍を超える。

 

両党ともに当選は比例の1議席だが、政治に向き合う姿勢は参政党の方が高いと思う。同党は来春の統一地方選でも多数の候補者擁立を目指す。

 

当選した神谷事務局長は一般的にはあまり知られていない人物だ。しかし、比例当選者で25位の16万近い票を集めており、活動の成果が着実に示された。

 

N党ではガーシーこと東谷氏、れいわでは水道橋博士が当選した。参議院は多様な声を反映させる場であり、比例議員はその代弁者である。

 

国会でしっかり活動することが今後の評価となる。当選議員の今後の活躍に期待したい。