本日の衆議院内閣委員会でデジタル行政推進法の審議及び採決が行われた。法案の正式名称は「情報通信技術の活用による行政手続等に係る関係者の利便性の向上並びに行政運営の簡素化及び効率化を図るための行政手続等における情報通信の技術の利用に関する法律等の一部を改正する法律案」と長く、行政手続のデジタル化を進める法案であると一目で理解するのは難しい。

 

注目は国会で初めてタブレットの利用が認められたことだ。国会審議のペーパレス化につながる画期的な取組だが、今日は初回ということもあり、タブレットを十分に活用したとは言い難く、タブレット利用に戸惑う議員の発言も多かった。 ペーパレス化にタブレットが最適の選択とは言わないが、デジタル化を審議する委員会なので、少なくともストレスなくタブレットを使えるくらいの言動が必要だったのではないだろうか。

 

IT担当大臣によると、デジタル化は情報システムの更新時期を目安に順次進めていくとのことで、全ての手続がデジタル化されるのはまだまだ先のこととなる。法案は可決されたが、わが国のデジタル化への道は未だ険しい。