令和5年大般若転読会、護摩供 | 日光山清滝寺のブログ「一雫net」

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栃木県日光市 天台宗日光山清瀧寺(清滝寺)
若住職が更新するブログです。
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今年も大般若転読会と、円空作不動三尊像を本尊として修める護摩供を無事に円成することができました。


※写真を撮ることを失念しておりました。


私が住職を仰せつかる以前は清滝寺総代役員、世話人の方々に見守っていただきながら執り行う、割とクローズドな行事だったかと思います。


しかしながら今日では日頃からお支えいただくお檀家の皆様、遠方からお越しくださる檀信徒外の方のお姿も見受けられます。


なぜか。その一番の理由としては円空さんを一般に公開するのがこの日のみと限っているからかと存じます。


今年も多方面からの御来寺が見受けられました。ありがたい限りです。来年も円空さんに見守っていただきながら修法をしたいところですが、残念ながら来年は円空さん不在の予報です。


来年春に大阪アベノハルカス美術館で開催される「円空展」にお出向きになることが決まっております。


日時が公開されてましたのでリンクを貼っておきます。

あべのハルカス美術館開館10周年記念 円空


4月7日までの開催ですから、おそらく4月15日の大般若、護摩供にお戻りになることは難しいでしょう。


とはいえ、そもそも遊行僧の円空ですから快く「いってらっしゃいませ」とお見送りする所存です。


きっと大きな展示会場ですから皆様にも現地に行って見てもらいたいですし、「うちのお寺の円空さん、すごいなぁ」と感動を共有したいものです。楽しみですね。


さて、今日は満開見頃の石楠花(シャクナゲ)です。生憎の雨ですが生憎と思わず、水玉がキラキラして、艶の増した石楠花だと思うとまた違っていいもんです。


まだ蕾の花もございますからしばらくは石楠花に彩られた寺にございます。