十六善神☆ | 花咲く祈りの寺☆清瀧寺

花咲く祈りの寺☆清瀧寺

山号を雲光山、院号を華蔵院、寺号を清瀧寺といいます。
平安時代、大同2年(807)の創建と伝えられています。
茨城県南部守谷市、鬼怒川のほとりに建ちます。
境内は四季折々様々な花が咲き乱れる、総合霊場が特徴の寺院で『花咲く祈りの寺』です。

おはようございます。


本日9月16日は、正五九の『聖天さま(歓喜天)』の縁日となります。


聖天さま(歓喜天)は、象頭人身の不思議なお姿をした神様で、インド由来のガネーシャにあたり、霊験の強い神さまと伝わります。


清瀧寺では、秘仏・秘天であり、直接お姿を見ることはできませんが、男女の神さまが抱擁する双身像で、縁結びの神さまと言われております。

本地仏である十一面観音を通してのお参りとなります。


また、聖天さまと同じように御力の強い神さまが16体集まっているのが、先日の文化財調査の対象となっていた『釈迦三尊十六善神図』となります。




こちらの掛け軸は江戸時代・文化元年(1804年)に大般若経六百巻とともに奉納されていて、大般若転読法要の本尊となります。


釈迦如来を中心に普賢・文殊の両菩薩、と般若経と関係が深い常たい・法涌の両菩薩、そして般若経を伝えた玄奘三蔵と、玄奘三蔵を守護した深沙大将と十六体の夜叉神が描かれています。


十六体の神々は、諸説ありますが、東西南北を護る四天王と薬師如来を守護する薬師十二神将の組み合わせとされています。

そのため、薬師如来が本尊のお堂などでも大般若転読法要を行うことがあります。


十六善神は、四天王と十二神将から成る神々なので、全ての方位と時間を守護する意味があると考えられます。



今日も皆様にとりまして、素晴らしい日となりますよう、お祈りいたしております☆