供養のチャンス☆ | 花咲く祈りの寺☆清瀧寺

花咲く祈りの寺☆清瀧寺

山号を雲光山、院号を華蔵院、寺号を清瀧寺といいます。
平安時代、大同2年(807)の創建と伝えられています。
茨城県南部守谷市、鬼怒川のほとりに建ちます。
境内は四季折々様々な花が咲き乱れる、総合霊場が特徴の寺院で『花咲く祈りの寺』です。

おはようございます。


今年のお盆は、地震と台風、そして暑さに気をつけながらの盆行事となっております。



旧暦7月は、あの世とこの世の境があいまいとなり、通じやすくなるので、この世ならざる者がやってくる時期であり『鬼月(きづき)』とも呼ばれています。


お盆には『あの世の門が開かれる』や『地獄の釜のふたが開く』とも言われていますよね。



あの世とこの世が繋がるので、ご先祖さまを迎えたり『迎え盆』送ったり『送り盆』が可能となりますが、ご先祖さまの霊だけではなく、地獄や餓鬼の霊、行き場を失った無縁の精霊など、供養を受けられない魂がさまよう時期でもあります。


仏教では、これを恐れるのではなく、逆に供養のチャンスと考え『盂蘭盆会』『施餓鬼会』『精霊会』などの供養を行い、多くの迷える魂が救われるよう願い、祈るのです。


地域によっては、ご先祖さまのお供え物とは別に、無縁さまや餓鬼の精霊用として、床の上や玄関にお供え物をする風習もあります。

また、帰省先が無くなってしまった無縁の霊は、水を求めて川や湖、海辺などの水のある所に集まるので、お盆の時期は水辺に近付くのを避ける言い伝えがあります。


水辺に集まった無縁の霊たちを弔うのが『精霊流し』や『川施餓鬼』で、送り盆の際に水辺に集まった無縁の霊を供養し、あの世へ送り返す儀式でもあります。



お盆の時期は、ご先祖さまをはじめ、目に見えない方々に敬意をはらい、分け隔てなく、多くの精霊を供養する優しい心を持つ期間なのだと思います。




《本尊・阿弥陀三尊・御開帳》

8月13日〜8月16日まで

(迎え盆から送り盆まで)


《地獄絵めぐり・開帳期間》
8月20日まで

《拝観時間》
午前9時~午後5時まで

《拝観場所》
清瀧寺本堂

《駐車場》
約20台

◎絵解き不可日
8月12日・13日・17日・18日のは、棚経や施餓鬼会のため昼過ぎまで(場合によっては夕方近くまで)19日は終日絵解き(解説)が難しくなります。

◎拝観不可日
8月15日は、施餓鬼会のため、終日、拝観や絵解きが難しくなります。

◎御開帳・限定御朱印
熊野観心十界曼荼羅・十王図の御開帳・限定御朱印を書き置きにてご用意しております。

◎写真撮影
熊野観心十界曼荼羅・十王図とも、フラッシュ無しで撮影が可能となります。

◎拝観料
拝観料は、いただいておりませんので、どうぞお気軽にお参りくださいませ。