閻魔さまの日◯ | 花咲く祈りの寺☆清瀧寺

花咲く祈りの寺☆清瀧寺

山号を雲光山、院号を華蔵院、寺号を清瀧寺といいます。
平安時代、大同2年(807)の創建と伝えられています。
茨城県南部守谷市、鬼怒川のほとりに建ちます。
境内は四季折々様々な花が咲き乱れる、総合霊場が特徴の寺院で『花咲く祈りの寺』です。

おはようございます。



毎月16日は『閻魔さま』の縁日とされていて、特に1月16日と7月16日は『閻魔賽日(斎日とも)』という、特別な縁日で、閻魔詣り、閻魔詣での風習があります。
(斎日は心身の清らかさを保つ日の意味)



閻魔さまは『ヤマ・ラージャ』の音写で『閻魔羅社(えんまらじゃ)』『閻魔大王』とも呼ばれ、冥界(死者の世界)や地獄の王さまとされております。


生前の行いを裁く冥界の十人の王『十王』では五七日(35日忌)の担当で本地仏は『地蔵菩薩』であり、お地蔵さまとは表裏一体と伝わります。





閻魔さまは、机の上に生前の履歴書にあたる閻魔帳を、両肩近くの人頭杖(じんずじょう)は嘘発見器のような存在です。
また、浄波璃の鏡は生前の善悪を映し出す魔法の鏡です。


密教では『閻魔天』にあたり、十二天の一尊として南方の守護神とされます。
また、鬼門(北東)の方角に祀られることもあり、鬼を配下に持つ閻魔さまを鬼門に祀ることで、魔や鬼が入ってくるのを封じるのだそうです。


密教では、閻魔天は水牛に乗りますが、水牛は、水陸どちらも歩めることから、この世(陸)とあの世(水中)を往き来する意味があるとされています。


閻魔さまへのお詣りは、先亡供養や延命長寿、子宝安産に霊験があると伝わります。
子宝安産は意外かもしれませんが、閻魔大王は魂を六道に振り分ける力があり、生命を与える存在でもあることと、子宝安産を司る地蔵菩薩を本地とするからだそうです。

また、閻魔さまには八眷属とよばれる『泰山府君』『毘那夜迦(聖天さま)』『七母天』『荼吉尼天』などの神さまたちがいます。(諸説あり)


ちなみに、あの世を司る神さまは暗くなると力を発揮するらしく『亥の刻(午後9時~11時)』に祈願するとよいと伝わります。



本日も皆様にとりまして、素晴らしい日となりますよう、お祈りいたしております☆