おはようございます。
本日7月4日は、60日に1度巡ってくる『己巳の日(つちのとみのひ)』で、『弁才天』の大縁日となります。
また、一粒の種が万倍にも実る縁起の良い日『一粒万倍日』でもありますが、残念ながら『不成就日』も重なります。
弁才天はインドの河川や水を司る女神『サラスヴァティー』と弁舌と言葉の神『ヴァーチ』が習合し、発展した神様とされています。
『弁才天』を『弁財天』とも表記しますが、才能が財産に通じるからとされています。
清瀧寺は、すぐ裏に鬼怒川が流れているため、水を司る弁才天が祀られていて、掛け軸・仏像とも『宇賀弁才天』となっております。
『宇賀弁才天』は、金光明経(こんこうみょうきょう)が由来の八本の腕がある『八臂弁才天(はっぴべんざいてん)』の頭の上に『鳥居と宇賀神』を載せたお姿です。
8本の腕に弓、矢、宝棒、鉾、宝剣、宝珠、宝輪、宝鑰(ほうやく→宝の蔵を開けるカギ)の8種類を持ち、これらの法具の力によって人々に降りかかる災難を退け、幸福を授けてくれると伝えられています。
また、武器も持っていますが、これは仏法を守護する護法神・戦う女神のお姿だからだそうでうす。