己巳の日☆ | 花咲く祈りの寺☆清瀧寺

花咲く祈りの寺☆清瀧寺

山号を雲光山、院号を華蔵院、寺号を清瀧寺といいます。
平安時代、大同2年(807)の創建と伝えられています。
茨城県南部守谷市、鬼怒川のほとりに建ちます。
境内は四季折々様々な花が咲き乱れる、総合霊場が特徴の寺院で『花咲く祈りの寺』です。

おはようございます。


本日7月4日は、60日に1度巡ってくる『己巳の日(つちのとみのひ)』で、『弁才天』の大縁日となります。

また、一粒の種が万倍にも実る縁起の良い日『一粒万倍日』でもありますが、残念ながら『不成就日』も重なります。



弁才天はインドの河川や水を司る女神『サラスヴァティー』と弁舌と言葉の神『ヴァーチ』が習合し、発展した神様とされています。


『弁才天』を『弁財天』とも表記しますが、才能が財産に通じるからとされています。

清瀧寺は、すぐ裏に鬼怒川が流れているため、水を司る弁才天が祀られていて、掛け軸・仏像とも『宇賀弁才天』となっております。




『宇賀弁才天』は、金光明経(こんこうみょうきょう)が由来の八本の腕がある『八臂弁才天(はっぴべんざいてん)』の頭の上に『鳥居と宇賀神』を載せたお姿です。


8本の腕に弓、矢、宝棒、鉾、宝剣、宝珠、宝輪、宝鑰(ほうやく→宝の蔵を開けるカギ)の8種類を持ち、これらの法具の力によって人々に降りかかる災難を退け、幸福を授けてくれると伝えられています。


また、武器も持っていますが、これは仏法を守護する護法神・戦う女神のお姿だからだそうでうす。

宇賀神は『ウカヤ』が『財施』の意味を持っているとされています。

また『宇迦之御魂神・宇迦之御魂命』と同一神とされ、穀物神であり、稲荷神とも習合しております。


宇賀神の御尊像と蛇の抜け殻

この度あらたに『宇賀神像』の御縁をいただき、午前3時から開眼法要を行い『仏説大宇賀神功徳弁財天経』と宇賀神王呪333返の念珠供養を致しました。

宇賀神さまや弁天さまは、作物が豊かで、人々がそれぞれの仕事を安全にできるよう護ってくださる神さまたちです。


お参りの際は、個人の願いだけでなく、多くの人々が豊かに暮らせるよう、願い祈っていただければ幸いです☆