陰遁始め○ | 花咲く祈りの寺☆清瀧寺

花咲く祈りの寺☆清瀧寺

山号を雲光山、院号を華蔵院、寺号を清瀧寺といいます。
平安時代、大同2年(807)の創建と伝えられています。
茨城県南部守谷市、鬼怒川のほとりに建ちます。
境内は四季折々様々な花が咲き乱れる、総合霊場が特徴の寺院で『花咲く祈りの寺』です。

おはようございます。


今日6月30日は、夏越の祓いの日で、浄化やお清めの日とされています。


また昨日の甲子の日から『陰遁始め』となり、陰の気の時期に入っていきます。



夏至が終わると、太陽の力が急激に弱まり、陰の気や闇の力が強くなる時期とされています。




陰の気によって、あの世とこの世の境があいまいとなり、通じやすくなるので、この世ならざる者がやってくる時期であり『鬼月』と呼ばれることもあります。

あの世とこの世が繋がるので、ご先祖さまを迎えたり(迎え盆)、送ったり(送り盆)できるのだそうです。


しかし、ご先祖さまの霊だけではなく、地獄や餓鬼の霊、無縁の精霊など、供養を受けられない魂がやって来てさまよう時期とも言われています。



仏教では、これを恐れるのではなく、逆に『供養のチャンス』と考え『盂蘭盆会』『施餓鬼会』『精霊会』などを行い多くの迷える魂が救われるよう願い、祈ります。


お盆行事は、あらゆる魂に対する平等な供養であり、大切な行事だと思います。