おはようございます。
暦を見ると本日は『寅の日』で金運に縁がある日と言われていて、七福神の一柱でもある『毘沙門天』の縁日でもあります。
また、中段十二直は物事が成就する『なる(成る)』で、二十八宿はオリオン座の三つ星『参宿』となります。
寅の日が『毘沙門天の縁日』とされているのは、その昔、聖徳太子さまが、毘沙門天を祈られたところ『寅年の寅の日の寅の刻』に毘沙門天が現れたとの言い伝えがあり、以降寅の日は、毘沙門天の縁日とされるようになったのだそうです。
毘沙門天は、四天王・七福神・八方天・十二天・十六善神の一体ですが、四天王としては『多聞天』と称し、単独尊としては『毘沙門天』といいます。
また、大般若経を守護する十六善神としては『吠室羅摩拏善神』(べいしらまだぜんしん)とも称します。
須弥山中腹の水精埵の天敬城、または北方倶廬州に住し、夜叉や羅刹を眷属とする北方守護の天部となります。
毘沙門天の原形は財宝の神、クベーラが由来と考えられていて、財宝を分け与える意味から『施財天(せざいてん)』とも呼び、財宝を司る福の神とされています。
毘沙門天(多聞天)は左手に、仏さまの教えや智恵が納められた『宝塔』を、右手に、意の如く財宝や食べ物、衣服などを生み出す『如意宝棒』または『三又の槍(三戟)』を持つ姿がありますが、槍を持つ毘沙門天は、魔除け、厄除け、勝負運を司り、如意宝棒を持つ毘沙門天は、開運招福、金運など福徳を司るとの言い伝えがあります。
足下の邪鬼は『藍婆(らんば)』『毘藍婆(びらんば)』で『天の邪鬼(あまのじゃく)』とも呼ばれます。
(一説には尼藍婆・毘藍婆とも)
災いなどを引き起こす邪鬼を鎮める力があることを示しています。
毘沙門天の妃とされているのが『吉祥天女』でインドの女神『ラクシュミー』が由来であり、仏教では、徳叉迦龍王(とくしゃかりゅうおう)と鬼子母神(きしぼじん)の子とされています。
龍神さまのお子さまなので、願いを叶える龍神さまのアイテム『如意宝珠』を持っています。
吉祥天の御利益としては、福徳を授け、食糧や衣服などを満たすものや、美を司り、様々な宝石を満たすというものまであります。
夫婦そろって福の神ですね☆