錦の袋○ | 花咲く祈りの寺☆清瀧寺

花咲く祈りの寺☆清瀧寺

山号を雲光山、院号を華蔵院、寺号を清瀧寺といいます。
平安時代、大同2年(807)の創建と伝えられています。
茨城県南部守谷市、鬼怒川のほとりに建ちます。
境内は四季折々様々な花が咲き乱れる、総合霊場が特徴の寺院で『花咲く祈りの寺』です。

おはようございます。


今年のお彼岸は、不安定な天候が続いています。

本日も風が強く吹いておりますので、お参りの際はご注意くださいませ。


涅槃図では、沙羅の木に『錦袋』が掛かっている例が多く見受けられます。



この錦の袋については『お釈迦さまの衣鉢』という説と、摩耶夫人が天界から投じた『不老長寿の霊薬』という2つの説があります。



薬袋説があるのは、この錦袋が錫杖に結び付けられているからです。

錫杖は他の世界へ繋がる魔法の杖で『どこでもドア』のような力があり、摩耶夫人は天界から人間界に届くように、錫杖に結び付けて投げたとの説があります。



ちなみに、涅槃図では錫杖を持ったお坊さまが雲に乗っている姿が描かれていて、よくお地蔵さまに間違われますが、この方は、お釈迦さまのお弟子さんで、阿那律尊者といい、錫杖の力で天界へ登り、お釈迦さまのお母さま・摩耶夫人を先導している様子となります。




錦袋が掛かっている沙羅の木をよく見てみると、青々と茂っています。

涅槃の地には、東西南北2本ずつ、計8本の沙羅の木がありましたが、お釈迦さまが亡くなられた際に季節外れの花を咲かせて、お釈迦さまを偲んだとされ、後に4本が枯れ、4本が栄えたと伝わります。(四枯四栄)



錦の袋が掛かっている沙羅の木が、青々しているのは、霊薬の効果ではないかと言われています。



《猫入り涅槃図○御開帳》

開帳期間・3月25日まで

拝観時間・午前9時〜午後5時まで

拝観場所・清瀧寺本堂

駐車場・約20台

写真撮影・フラッシュ無しで可。

御朱印・猫の絵が入った限定御朱印


《注意事項》

土日の午前中は、法要のため拝観が難しくなります。

お時間があれば、涅槃図の絵解き(説明・解説)を行なっております。

どうぞご了承くださいませm(_ _)m

また、拝観料はいただいておりませんので、お気軽に御参拝くださいませ(^人^)