毘沙門天の縁日☆ | 花咲く祈りの寺☆清瀧寺

花咲く祈りの寺☆清瀧寺

山号を雲光山、院号を華蔵院、寺号を清瀧寺といいます。
平安時代、大同2年(807)の創建と伝えられています。
茨城県南部守谷市、鬼怒川のほとりに建ちます。
境内は四季折々様々な花が咲き乱れる、総合霊場が特徴の寺院で『花咲く祈りの寺』です。

おはようございます。


本日2月20日は、金運に縁のある『寅の日』で『毘沙門天』の縁日となります。


また六曜の吉日『大安』や中段十二直では最吉日の『建(たつ)』二十八宿では、祝い事全てに吉である『室』となっていて、暦の上では開運吉日の日ですね。


古くから『寅の日』は『毘沙門天』とご縁を結びやすく、願いが届きやすい日とされています。


その由来としては、聖徳太子さまが、毘沙門天を祈られたところ『寅年の寅の日の寅の刻』に毘沙門天が現れたとの言い伝えがあり、以降寅の日は、毘沙門天の縁日と言われるようになったそうです。



毘沙門天は、四天王・七福神・八方天・十二天・十六善神の一体ですが、四天王としては『多聞天』と称し、単独尊としては『毘沙門天』といいます。
また、大般若経を守護する十六善神としては『吠室羅摩拏善神』(べいしらまだぜんしん)とも称します。

須弥山中腹の水精埵の天敬城、または北方倶廬州に住し、夜叉や羅刹を眷属とする北方守護の天部となります。


毘沙門天の原形は財宝の神、クベーラが由来と考えられていて、財宝を分け与える意味から『施財天(せざいてん)』とも呼び、財宝を司る福の神とされています。

毘沙門天(多聞天)は左手に、仏さまの教えや智恵が納められた『宝塔』を、右手に、意の如く財宝や食べ物、衣服などを生み出す『如意宝棒』または『三又の槍(三戟)』を持つ姿がありますが、槍を持つ毘沙門天は、魔除け、厄除け、勝負運を司り、如意宝棒を持つ毘沙門天は、開運招福、金運など福徳を司るとの言い伝えがあります。

足下の邪鬼は『藍婆(らんば)』『毘藍婆(びらんば)』で『天の邪鬼(あまのじゃく)』とも呼ばれます。

(一説には尼藍婆・毘藍婆とも)

災いなどを引き起こす邪鬼を鎮める力があることを示しています。



毘沙門天の妃とされているのが『吉祥天女』で、縁日も毘沙門天に準ずるとされています。


吉祥天女は、インドの女神『ラクシュミー』が由来で、仏教では、徳叉迦龍王(とくしゃかりゅうおう)と鬼子母神(きしぼじん)の子で、毘沙門天の妃とされています。

また、兄は婆蘇仙人(ばそせんにん)妹は黒闇天女(こくあんてんにょ)となります。



龍神さまのお子さまなので、手に如意宝珠を持っています。


梵名は『マハーシュリー』で『大吉祥』の意味があり『吉祥天』と呼ばれていますが、他に『功徳天』など多くの名前があります。



観音さまの化身ともされ、観音二十八部衆では『大弁功徳天(だいべんくどくてん)』が吉祥天女とされています。

また、胎蔵界曼荼羅(たいぞうかいまんだら)では、兄の婆蘇仙人と共に千手観音の脇に眷属として描かれているため、千手観音の脇侍として祀られることがあります。


吉祥天の御利益としては、福徳を授け、食糧や衣服などを満たすものや、美を司り、様々な宝石を満たすというものまであります。


ちなみに、胎蔵界曼荼羅では、兄の婆蘇仙人も千手観音の脇侍として描かれ、妹の黒闇天女は閻魔天の妃として描かれています。



吉祥天の御利益としては、福徳を授け、食糧や衣服などを満たすものや、美を司り、様々な宝石を満たすというものまであります☆



今日も皆様にとりまして、良い1日となりますよう、お祈りいたしております☆