初己巳☆ | 花咲く祈りの寺☆清瀧寺

花咲く祈りの寺☆清瀧寺

山号を雲光山、院号を華蔵院、寺号を清瀧寺といいます。
平安時代、大同2年(807)の創建と伝えられています。
茨城県南部守谷市、鬼怒川のほとりに建ちます。
境内は四季折々様々な花が咲き乱れる、総合霊場が特徴の寺院で『花咲く祈りの寺』です。

おはようございます☆



本日1月11日は『鏡開き・蔵開き』ですが、今年初めての己巳の日で『弁才天

』の縁日となります。


弁天さま・弁才天はインドの河川や水を司る女神『サラスヴァティー』と弁舌と言葉の神『ヴァーチ』が習合し、発展した神様とされています。


清瀧寺では、本堂・客殿に宇賀神と習合した『宇賀弁才天(うがべんざいてん)』の仏画と尊像を、境内の玄関横に七福神の一尊として、琵琶を持った『妙音弁才天』をお祀りしております。



『宇賀弁才天』は、金光明経(こんこうみょうきょう)が由来の八本の腕がある『八臂弁才天(はっぴべんざいてん)』の頭の上に『鳥居と宇賀神』を載せたお姿です。



8本の腕に弓、矢、宝棒、鉾、宝剣、宝珠、宝輪、宝鑰(ほうやく→宝の蔵を開けるカギ)の8種類を持ち、これらの法具の力によって人々に降りかかる災難を退け、幸福を授けてくれると伝えられています。

また、武器も持っていますが、これは仏法を守護する護法神・戦う女神のお姿だからだそうです。


『弁才天』を『弁財天』とも表記しますが、才能が財産に通じるから、また宇賀神の語源であるウカヤが財施の意味を持っているから、とも言われています。


才能を財産に変える弁才天には 、それぞれの職業の技能や芸事、金運を助けてくださる『十五童子』という御使いの神童もいます。


水を司る豊穣の女神なので、御神水(弁天水)でお金を清めることで、金運・財運が良くなるとされています。

今年は『癸(みずのと)卯年』ですが、癸は陰陽五行において、陰の水にあたるので、水の女神である弁天さまにお参りすると御力を頂きやすいと思われます。


今日も皆様にとりまして、素晴らしい日となりますよう☆
お祈りいたしております☆