おはようございます☆
昨日は季節外れの寒さで雪も降りました(*_*)
また、節電も呼び掛けられていたので、お彼岸中で涅槃図の御開帳中ではありましたが、本堂の明かりを消しておりました。
昨日は『涅槃図の猫』について載せましたが、今日は『涅槃図の動物たち』についてお話しいたします(^人^)
猫の話しはこちらから↙️
涅槃図には、十二支をはじめ様々な動物が描かれ、お釈迦さまを偲ばれています。
十二支は、涅槃の際にお釈迦さまのもとに来られた順番とされています。
今年の干支は『寅』ですが、涅槃図では虎の隣に豹が描かれています。
実は江戸時代まで、虎がオスで、豹は虎のメスと認識されていたので仲良く描かれています。
また涅槃図では、13番目が存在し『イタチ』と伝わります。
十二支には入れなかったものの、惜しくも13番目ということで、月の最初の1日だけをもらい『ついたち』と『いたち』の音が入ると言われています。
ただし、この話しは寺子屋などで十二支や朔日を教えるために作られたものと考えられています。
ラクダとイタチ
涅槃図では、ラクダもよく見ますが『フタコブラクダ』となっています。
『ヒトコブラクダ』は中東からアフリカに多く『フタコブラクダ』はアジアに多かったので、ラクダと言えばフタコブラクダだったようです。
寅と同じように、孔雀も孔雀と白孔雀が描かれていますが、江戸時代まで、孔雀がオス、白孔雀がメスという認識だったようです。
孔雀は、浄土六鳥に名を連ね、視覚的に極楽浄土を荘厳する鳥とされています。
また、象と獅子が目立ちますが、菩薩や神さまの乗り物となることが多く、神聖な動物とされています。
現代は、動物園に行けば本物に会えますが、この掛け軸が作られた江戸時代は、
涅槃図が動物図鑑だったようです。
《猫入り涅槃図☆御開帳》
開帳期間・3月10日~3月25日
拝観時間・午前8時~午後5時まで
拝観場所・清瀧寺本堂
駐車場・10台