恵心僧都のご命日 | 花咲く祈りの寺☆清瀧寺

花咲く祈りの寺☆清瀧寺

山号を雲光山、院号を華蔵院、寺号を清瀧寺といいます。
平安時代、大同2年(807)の創建と伝えられています。
茨城県南部守谷市、鬼怒川のほとりに建ちます。
境内は四季折々様々な花が咲き乱れる、総合霊場が特徴の寺院で『花咲く祈りの寺』です。

おはようございます。



本日6月10日は、日本に浄土の教えを広められた『恵心僧都源信(えしんそうずげんしん)さま』の命日と伝わります。


恵心僧都源信和尚像
江戸時代・清瀧寺蔵


天台宗では慈覚大師円仁(じかくだいしえんにん)さまが、中国・五台山の念仏を伝え、比叡山において山の念仏として発展していきました。



その後、恵心僧都源信さまが往生要集などを著し、浄土教が広まったとされています。



阿弥陀如来と観音・勢至の両菩薩が雲に乗って迎えに来る『阿弥陀三尊来迎図』なども、恵心僧都源信和尚による影響が大きいと言われています。


阿弥陀三尊来迎図
江戸時代・清瀧寺蔵


清瀧寺は、本尊が阿弥陀如来であり、江戸時代には、先日お参りさせていただいた常総市の天台宗別格本山・安樂寺さまより念仏の奥義『五重相伝』が伝えられています。


安樂寺さまでは、恵心僧都が五重相伝において重要な存在であることを学ばせていただきました。



阿弥陀如来座像・清瀧寺客殿


最初は限られた方々だけだった念仏が、世の中に広まり、誰もが平等に祈ることができるようになりました。


また、極楽浄土の世界観が広まり、大切な先祖や知人を、明るく光り輝く、楽しみと幸せに包まれた世界へ送ることができるようになりました。


お念仏は今も昔も心の支えになっていると感じます。



今日も皆様にとりまして素晴らしい日となりますよう☆
お祈りいたしております☆