聖天さまの縁日 | 花咲く祈りの寺☆清瀧寺

花咲く祈りの寺☆清瀧寺

山号を雲光山、院号を華蔵院、寺号を清瀧寺といいます。
平安時代、大同2年(807)の創建と伝えられています。
茨城県南部守谷市、鬼怒川のほとりに建ちます。
境内は四季折々様々な花が咲き乱れる、総合霊場が特徴の寺院で『花咲く祈りの寺』です。

おはようございます☆

毎月16日は聖天さまの縁日と伝わります。
本日は、今年最後の聖天さまの縁日となります。


聖天さまは
『大聖歓喜自在天』(だいしょうかんきじざいてん)
『歓喜天』(かんきてん)
『聖天』(しょうてん)
『天尊』(てんそん)
などと称される密教の神様です。

象頭人身のお姿で、インドではガネーシャにあたり、様々な障害をもたらすビナヤカや、集団を率いるガナパティーとも呼ばれています。

大聖歓喜天
清瀧寺の胎蔵界曼荼羅より

写真で大根のようなものを持っていますが、これは蘿富根(らふこん)と言い、日本では大根に当てられています。

大根は聖天様の魔心を消す毒消しのために供えられると言われております。


また聖天さまはお酒を好むとされ、お酒は聖天様の本来の姿である『大日如来』を表すために供えられます。

聖天さまの『聖』は大日如来の意味を持つそうです。

金剛界曼荼羅より

他に歓喜団という甘味も好まれます。

日本では清浄歓喜団と言われ、唯一京都の和菓子屋さんで比叡山の阿闍梨によって伝えられた製法が受け継がれているそうです。

この歓喜団はモーダカと言い、一説にはモーダカが和菓子の最中(もなか)の原形とされるため、聖天様に最中(もなか)を歓喜団の代わりにお供えすることもあります。



清瀧寺に祀られている聖天さまは、男女の神さまが抱擁する双身像で、古くから『良縁成就』『子宝安産』に霊験があり『縁結びの聖天さま』と伝わります。

十一面観音・清瀧寺蔵

聖天さまは秘仏ですので、十一面観音を通しての参拝となります。


今日も皆様にとりまして、素晴らしい日となりますよう☆
お祈りいたしております☆