仏さまの水かき | 花咲く祈りの寺☆清瀧寺

花咲く祈りの寺☆清瀧寺

山号を雲光山、院号を華蔵院、寺号を清瀧寺といいます。
平安時代、大同2年(807)の創建と伝えられています。
茨城県南部守谷市、鬼怒川のほとりに建ちます。
境内は四季折々様々な花が咲き乱れる、総合霊場が特徴の寺院で『花咲く祈りの寺』です。

おはようございます☆

寒い日が続いておりますが、今日は気温が上がるようです(^_^;)


今日は仏像のお話し☆

仏さまの手を間近でご覧になられたことがありますでしょうか?

仏さまにもよりますが、よく見ていただくと、私たちの手とは違う特長がある場合があります。

阿弥陀如来座像・清瀧寺蔵

写真は阿弥陀如来ですが、手をよく見ていただくと、じつは水かきのように指と指の間に膜があるのです。

これは『手足指縵網相』
(しゅそくしまんもうそう)
という仏さまのお姿の特長のひとつで、もらさず衆生を救いとるという願いが込められています。

阿弥陀如来であれば、一人でも多くの衆生を極楽浄土へ導き、救いたいというお心の現れとされます。

黒薬師仏(くろやくしぶつ)
清瀧寺蔵

こちらは、お薬師さまの薬壺(やっこ)を持つ左手です。
しっかりと縵網相が見えます。

薬師如来ですので、病気やケガなどで苦しむ衆生を、一人でも多く救いたいという願いが込められているのです。

黒薬師仏・清瀧寺蔵

黒薬師仏は、全体が黒いですが、黒には滅するという意味があり、病気やケガ、疫病などを滅してほしいという願いが込められています。

今年はインフルエンザが猛威を振るっておりますので、お薬師さまのお力でインフルエンザを滅していただきたいですね。
黒薬師仏・清瀧寺蔵

また、縵網相以外にも、指が長かったり、爪が伸びている仏像もあります。

その場合は、一人でも多くの衆生に手を差しのべることができるようにという願いが込められています。

満開の桜と弥勒菩薩半跏思惟像
清瀧寺玄関

仏さまは、いつも私たちを救うべく思惟し、動かれているように感じます☆


今日も皆様にとりまして、素晴らしい日となりますよう☆
お祈りいたしております☆