閻魔大王 | 花咲く祈りの寺☆清瀧寺

花咲く祈りの寺☆清瀧寺

山号を雲光山、院号を華蔵院、寺号を清瀧寺といいます。
平安時代、大同2年(807)の創建と伝えられています。
茨城県南部守谷市、鬼怒川のほとりに建ちます。
境内は四季折々様々な花が咲き乱れる、総合霊場が特徴の寺院で『花咲く祈りの寺』です。

おはようございます☆

連日蒸し暑い日が続いております。

地獄絵が御開帳中のため、毎日のように、ご遠方から参拝いただいております。

大変感謝しておりますm(_ _)m

絵解きの続きとなりますが、死後の魂が死出の山を越え、三途の川を渡り、三十五日ごろ、有名な閻魔さまのもとに着くとされております。

今日は閻魔大王についてです。

十王図・三十五日・閻魔王
江戸時代後期・清瀧寺蔵

閻魔大王の両脇には、生首のような杖『人頭杖』(にんずじょう)があります。

諸説ありますが、赤い首は悪事を、白い首は善心を見極めるともいわれ、悪事が多い場合は赤い首が火を吐くと伝わります。

また、見る目、嗅ぐ鼻ともいわれ、真実の心を見通す目と罪の臭いを嗅ぐ鼻をもっていて、それぞれ閻魔大王に報告するそうです。

人頭杖は、太山府君と黒闇天女の化身とも言われています。

閻魔大王・十界曼荼羅より

机の上には閻魔帳があり、生前の行いが書かれています。
まるで人生の履歴書ですね~

左の秤は『業の秤』といい、業の石という罪の重さがはかれる石を使った不思議な秤です。

右には『浄玻璃の鏡』
(じょうはりのかがみ)があります。
玻璃とは水晶のことで水晶で出来た鏡とも水晶玉だともされております。

この鏡は、現代の防犯カメラのように生前の善悪を写し出すことができる魔法の鏡です。

閻魔大王は様々な方法で生前の罪の重さをを見極めるのです。


地獄の王様として恐れられる閻魔さまですが、悪事を許せない正義感の強い神様なのだと思います。


今日も皆様にとりまして、素晴らしい日となりますよう☆
お祈りいたしております☆


清瀧寺・地獄絵めぐり
期間・8月1日~8月20日
時間・午前8時~午後6時
場所・清瀧寺・本堂
駐車場・約10台

※8月15日は施餓鬼会のため拝観が難しくなります。

※本堂は節電のため通電しておりません。
ひと言いただければ、電気を付けさせていただきます。

※拝観料は、いただいておりませんので、どうぞお気軽にお立ち寄りくださいませ(^人^)

※掛け軸の説明を行っておりますが、8月6、8、10、11、12、13日の午前中は棚経に出ているため説明が困難となりますのでどうぞご了承くださいませm(_ _)m