閻魔さま | 花咲く祈りの寺☆清瀧寺

花咲く祈りの寺☆清瀧寺

山号を雲光山、院号を華蔵院、寺号を清瀧寺といいます。
平安時代、大同2年(807)の創建と伝えられています。
茨城県南部守谷市、鬼怒川のほとりに建ちます。
境内は四季折々様々な花が咲き乱れる、総合霊場が特徴の寺院で『花咲く祈りの寺』です。

おはようございます♪

おかげさまで喉の痛みも引きはじめ、峠を越えた感じです(^^)
ぶり返さないように気を付けなくてはいけませんね(((^^;)


明日1月16日は閻魔王の縁日で初閻魔や閻魔詣での日とされております。

閻魔大王は梵名はヤマといい、人類最初の死者となり冥界の道を切り開いたとされています。

死者の楽園の王となりましたが、罪人や悪心を持つ死者の魂まで楽園に来るようになってしまったため、善悪を裁く冥界の王となったそうです。

日本では、道教と習合した形で今に伝えられています。


熊野観心十界曼荼羅の閻魔王
江戸時代後期・清瀧寺蔵

机の上には閻魔帳があり、生前の行いが書かれています。
まるで人生の履歴書ですね~(*_*)

左の秤は『業の秤』といい、業の石という罪の重さがはかれる石を使った不思議な秤です(*_*)

右には『浄玻璃の鏡』
(じょうはりのかがみ)があります。
玻璃とは水晶のことで水晶で出来た鏡とも水晶玉だともされております。

この鏡は、現代の防犯カメラのように生前の善悪を写し出します。
まるで魔法の鏡ですね(((^^;)

閻魔大王は様々な方法で生前の罪の重さをを見極めるのです。


十王図・五七日図の閻魔大王
江戸時代後期・清瀧寺蔵

この図では、閻魔大王の両脇に人の生首が載った杖が見られますね。

これは、『人頭杖』
(にんとうじょう)(じんずじょう)
または『檀檀杖』(だんだんじょう)
といいます。

他に『見る目』『嗅ぐ鼻』ともよばれ、真実の心を見通す目と、魂の匂いを嗅いで罪の重さを見極めるとされています。

現代で言うならば、ウソ発見器のような存在でしょうか…(((^^;)


閻魔大王は、これだけ沢山の不思議な道具を使い日々死者の罪と向き合っているのです。

大変ですが大切なお役目ですよね。

恐ろしい存在とされる閻魔さま…
本当は罪を憎み、人々の幸せを願っていると思います。
恐れるよりも尊敬すべき存在ですね。

長くなるので明日に続きます(((^^;)


今日もみなさまにとりまして素晴らしい日となりますよう☆
お祈りいたしております(^人^)