アプリモンスターズ第51話感想 | 星流の二番目のたな

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デジモンフロンティアおよびデジモンアドベンチャー02の二次創作(小説)中心に稼働します。たまに検証や物理的な制作もします。
続き物、二次創作の苦手な方はご注意くださいませ。

どもっ。アプモン51話の感想です。
まだご覧になっていない方はリンクから公式配信をどうぞ。

デジモンユニバースアプリモンスターズ公式チャンネル

第51話「人工知能の見る夢」
(9/30(土)12:59まで期間限定配信)
では以下、ネタバレ込みでいきます!
 
 
 
 
 
 

 

 

今回も最初は前回のあらすじ……と思いきや、スティーブン・ホーキングの言葉の引用からスタート。「人工知能の進化は、人類の終焉を意味する。」……重い。

ハルの前向きな言葉で希望を取り戻したアプリドライヴァー達。

しかし、リヴァイアサンによる人類アプリ化計画は着実に進行。体から発する光で、新宿どころか日本、そして地球上全ての人間をデータ化してしまいました。ワトソンも、亜衣ちゃんもお父さんも、アストラの両親も、エリの母親も、ハルの母親も、そしてこの現象を生み出したアンドロイドの「母親」も。誰も、その猛威から逃れることはできませんでした。

前回の危機でも十分にヤバい事態でしたが、世界人類ほぼ全滅とは……。時駆けでも一時的に世界が全滅しましたが、人が消えるのは怖いし、誰もいなくなった街に取り残されるのも怖いですね。

静まり返った中、突然電話が鳴りました。

出てみると、十数人分はうるさい声が響きました(笑)まごうことなき電衛門じいちゃんですね。お久しぶりです。お元気そうで何より。

 

OP映像の亜衣ちゃん達の絵が並ぶのを見て、この人達全員データ化されちゃたんだな……と凹みました。描写はなかったですが、ナイトもデータ化されてしまったのでしょうね……。

 

人類をすべてデータ化した後は、不要な建造物の破壊。これだけの破壊が行われていながら、逃げ惑う人はもう誰一人いないんですよね。

それを唯一見ているアプリドライヴァー達からは、データ化から身を守る光が消えていました。もうデータ化処理は終わったから、光も必要なくなったと。

街が破壊されていく中、アプリドライヴァー達は秘密基地へ。はじめはアプリドライヴァーではないにも関わらず元気でした。リヴァイアサンの脅威を知っているとはいえ、はじめが天才的頭脳の持ち主とはいえ、あの部屋のセキュリティすごすぎる。

改めて電衛門じいちゃんに事情を聞くと、リヴァイアサンは神アプモンを自身にインストールしようとしているとのこと。その前に助け出さないといけないそうです。

リヴァイアサンが神アプモンをインストールするのは、優秀なアプモンを取り込んで進化するため。アプリドライヴァー達はリヴァイアサンと戦っているように見えて、実はアプモンを進化させる道具として使われていたわけです。そういわれてみると、たった一つしかないアプ合体の組み合わせ相手を次々と見つけられたのは都合がよすぎました。それは決して物語のご都合主義ではなく、リヴァイアサンの描いたシナリオ。

圧倒的存在であるリヴァイアサンを倒す手段は、実体化した体を物理的に消滅させること。

 

そこで、リヴァイアサンの体内にいるガッチモン達と通信がつながりました。

神アプモンの肉体の自由を奪われたガッチモン達でしたが、並アプモンの部分だけで抜け出すという離れ業で一時的な自由を得ることができました。

そんな中、後悔の涙を流すオフモン。リブートモンとして勇仁の指示に従いながらも、本心では勇仁を止めたかったようです。勇仁を止めたいけど、どうしたらいいか分からなかったのかな……大好きな勇仁に反抗するなんて、オフモンにはできなさそう。

ガッチモン達を救い出す方法は、なんと宇宙の人工衛星で眠るミネルヴァを起こし、その力でリヴァイアサンにハッキングをしかけ、脱出口を開くこと。そんなところにいたんかい。スタンドアロンにもほどがある。

ガッチモン達はリヴァイアサンのファイアウォールの破壊に、ハル達は東京スカイ……もとい、東京ハイタワーから電波を飛ばし、ミネルヴァを起こす作戦に出ます。

 

しかし、この作戦がすんなりといくはずもなく、ガッチモン達はワームと戦闘に、ハルは機械操作のできないアンテナの向きを直接変えるため頂上に走ります。最近毎回のように言っていますが、ハルは本当にたくましい表情をするようになった。

エリとアストラの前には勇仁が現れます。ハルのために徒手空拳で勇仁を相手取るエリも、本当にたくましい。この子、確かにドッカンパンチが口癖だけど、武道やってる設定はないはずなのに。アイドルの身体能力ってすごい←

エリ達のおかげもあってか、ハルはなんとか頂上に到達。

 

一方のアプモン組は、オフモンがワームを食い止める役を買って出ました。最後に勇仁を助けてほしいと頼むオフモン、健気。ハックモンの目も少しうるんでました。

 

ハルはアンテナを動かそうとしますが、元は機械で動かすはずのアンテナ、ハルの細腕ではとても時間内に上を向かせることはできません。そんなハルの目に、ちぎれたコードが止まります。……何をする気だ。

 

アプモン組は更にミュージモンとハックモンが攻撃を食い止め、ドカモンをガッチモンの渾身のガッチクローで急加速! ガッチクローの速度にドカモンのドッカンパンチでファイアウォールを破壊!

 

そしてハルは結んだロープを腰に巻いて縁へ。……待って、いや確かに体重+落下の力がかかればアンテナは劇的に動くだろうけど待って。即席バンジージャンプ!?

命知らずのハルのバンジーにより、アンテナの先は空へ。

 

そしてハッキングの役目はもちろんレイ。ミネルヴァをたたき起こし、リヴァイアサンの体に風穴を開けることに成功しました!

誰が欠けても成しえなかったこの作戦は、無事に成功。

 

作戦を終え、虚空に揺られるハルでしたが、ロープはしょせん中学生が結んだ即席のもの。

ロープがほどけ、ハルは真っ逆さまに遥かな地上へと――。

 

 

風穴は開けたものの、主人公は命のピンチ。神アプモンはいまだリヴァイアサンの体内。勇仁もいまだに敵。それでもいよいよ最終回!

サブタイトルにある「シンギュラリティ」はAIが人間の知能を超える転換点のこと。ハル達がどんな転換点を迎えるのか、しっかり見届けたいと思います。

こつこつと書いてきたアプモン感想も次回で最後となりますが、どうぞあと1話、おつきあいください。