1日目の投稿から日が空きましてすみません。実はドイツ旅行からの時間差爆弾がさく裂しまして、写真を一時取り出せない事態になっていました……。3日目の旅行記で詳しくお話しします(汗)
さて2日目。テンションハイの星流は朝7時に起床。幸い時差ボケもなく絶好調です。
もそもそと身支度を整えていると、美香子おばさんも起きてきました。いわく、「これから朝ごはんのパンを買いに行くけど、一緒に行く?」と。
「はい、行きますっ!」と返事をし、二人で早朝の街へ。
さて、着くまでの間にドイツのお金について補足しておきます。
単位はもちろんユーロ。おばさんの説明によると、「1ユーロ=100円」と計算すると分かりやすいそうです。実際のレートは140円くらいですが、買い物する時は100円換算の方が楽です。1ユーロ=100セントなので、1セント=1円と分かりやすいですしね。
着いた所は地下にある小さなパン屋さん。クロワッサンからサッカーボールくらいありそうなパンまで色々並んでるんですが、驚くのはそのお値段!
クロワッサンが1個3,40セントなのです。
ついさっきのお金の計算方法を思い出してください。
そう、パン1個40円。
日本じゃ100円以上しそうなパンが40円で売られている!
更に、端に並んでいた丸いボール状のドーナツ(某ドーナツ屋のD-○ップを少し大きくした感じ)。
1個10セント也。
うまい棒の値段でドーナツが買えますぜ、この国。
後日市場を見に行った時に詳しく知りましたが、ドイツでは全般的に食料品が安いのです。レタスとか50セントくらいで売ってます。「日本に帰ると食べ物が高くてね……」とはおばさんの言。
2日目朝にしてカルチャーショック、というか価格崩壊を味わった星流でした。
さて、帰宅して陽菜も一緒に朝食を取り、いざ観光へ!
「この電車に乗るよ」「この切符を買って」とてきぱき指示を出してくれる美香子おばさん。
対する私達は「改札ないんですけど!?」と右往左往。
(ドイツの駅には改札がないのです)
この日の行先はベルリンで有名な2つの教会!
まずはこちら。
聖マリエン教会です。
1250年から1350年にかけて建造された教会だそうです。(ただし現在の建物は戦後復元されたもの)
歴史の長さもさることながら、日本文学に登場する教会でもあります。
森鴎外の「舞姫」で主人公がヒロイン・エリスに初めて会うのがこの教会の門なのです。それだけでも星流的には感慨深いものが。ここでエリスが目を赤くして泣いていたのか! そうか、こんな場所だったのか……!
陽菜に熱く語ったら「ふうんそうなんだー」って返されましたけど(泣)
実はこの日の気温、かなり低かったのです。しかも風が強くて、真冬のよう。一度、星流の帽子が吹き飛んでいったほどです。
1日目の春の陽気はどこに行ったー!と叫びたくなるような寒さ。全員上着をしっかり着込んで歩き回っていました。
ベルリン大聖堂です。そびえてます。重々しいデザインと相まって圧倒されます。
最初に建てられたのが1905年。その後修復を経て現在の姿になっているそうです。
おばさんいわく、「階段で屋根の辺りまで登れるのよ」と。こんな立派な建物からはさぞいい景色が見れるはず!(くもってるけど)
中に入ると、さっそく正面が圧倒的!
正式な名前分かりませんが、あれです。神父さんが立って説教するとこ。演台?
まあとにかく眩しいくらいに豪華です。日本の寺社の質素な感じとはまた違いますね。
星流と陽菜がせっせとカメラを向けていると……あれ、そういえばおばさんは?
振り返ると、座席に座って休んでいる美香子おばさん。
「私は前に上った事あるから、二人で行ってきていいよ」
「え……いいんですか?」
「いいから行っておいで」
せっかく連れてきてもらったのに、私達だけ楽しむのは悪いなー、と思いつつ上り階段へ。
星流達は知らなかったのです。
「屋根まで上る」という行為がどれだけの労力を強いるものなのか……。
どれだけ登っても、石造りの階段が尽きる事はありません。廊下に出たと思ったら、建物を半周ほどしてまた階段……。しかも一段一段が日本のものより若干高いので、身長156㎝の星流にはきつい。
途中から星流も陽菜もほぼ無口です。だんだん膝ががくがくしてきます。
しばらく上ると、廊下の中に、壁がガラス張りになっている場所が。
見下ろすと、さっきの演壇?がこんな下に見えます。
更に、見上げるとこんな豪華な天蓋が。
これで元気が出る! ……かと思いきや、天井画の下、光っている窓にご注目。
写真だと光ってて見えませんが、この窓の外を歩いている人達がいるのです。つまり、「あそこまでは上れ」って事で……。
まだ階段あるんかーい!(泣)
……登り切りましたよ、ええ。
何段あるかなんて数えてませんでしたが、後で調べてみると「270段」とのこと。
おばさんが一緒に来なかったのも納得です。こんな階段そうしょっちゅう上ってたまるか。
てっぺんに着いた時には、星流はへろへろでした。
正面に見えるのが「赤の市庁舎」です。なんて豪華なお役所。
うーん、重ね重ね、天気の悪いのが残念です。
あまりいい写真が取れなかったんですが、外壁には青銅の天使像などもありました。
そして地下には王侯貴族の棺が安置されていました。それぞれの棺には名前が書かれていたんですが……いかんせん、星流はドイツ語分かりません(笑)それに、読めてもそれがどんな人だか分からなかったでしょう。世界史なんてもう覚えてないですっ!
この日は本当にあちこち観光名所を巡ったので、まだ午後も長かったのですが、2日目の旅行記が長くなってしまうのでここまで! また休養日だった日にでも写真出します。
次の3日目には、最初にも書いた電子機器について書くつもりです。