最新書籍「強い者は生き残れない」(新潮選書)で展開されるトンデモ理論を考察したいと思います。
本書120ページの記載には呆れて、絶句でした。
本文より
「多くの野鳥のメスは貞淑で、決して浮気をしないと長年思われていた」
一般人相手の啓蒙書籍だと言っても、持論に固着した真っ赤なウソを書ける価値観は吐き気すら覚えます。
例えば、キジ類の70%以上が一夫多妻か乱婚であると言われています。
雄が金属光沢のある美しい羽毛や冠羽または肉垂を持ち雌に交尾のアピールを行います。
美しい雄はより多くの雌と交尾が出来る訳です。
何より、鳥類には多様な繁殖パターンがあり、雄と雌が一対という場合ばかりではない訳です。
1. 雄と雌が1羽ずつ
2. 1羽の雄に対して、雌が複数
3. 1羽の雌に対して、雄が複数
4. 乱婚の場合
子育ても各種パターンがあります。
つまり
1. 雌雄で育てる。
2. 雌のみが育てる。
3. 雄のみが育てる。
4. 親だけでなく、子供や兄弟が参加する。
5. 他の種類の巣に生みつける 。
多様な繁殖パターンを浮気と切って捨てる静岡大学の吉村仁教授はトンデモ学者の典型例である事は自明です。
吉村教授は己の信じる、キリスト教保守派、儒教精神、日本の保守政治家等に通じる男根優位な価値観を披露し、馬鹿げた解説を垂れ流しています。
学問を離れて、吉村教授の日本語を解析しましょう。
「多くの野鳥のメスは貞淑で、決して浮気をしないと長年思われていた」
だったら、野鳥のオスも倫理観に富んで、浮気をしない筈でしょう?
野鳥の世界では、赤線でもあって、一般のメスは「貞淑で、決して浮気」をしないのでしょうか?
なぜ、メスの生殖行動に浮気とレッテル張りして記載するのか摩訶不思議ですね。
トンデモ学説では、進化の結果が一夫一妻制度を言いたいが為の捏造学説のオンパレードを後日、解説します。
個人攻撃が本旨ではありません。
吉村仁氏は書籍を出版され、自説を世に問う行動を起こされた訳です。
最新書籍「強い者は生き残れない」(新潮選書)で展開されるトンデモ理論を今後も考察したいと思います。
