吉村仁氏は書籍を出版され、自説を世に問う行動を起こされた訳です。

  最新書籍「強い者は生き残れない」(新潮選書)で展開されるトンデモ理論を考察したいと思います。


 本書の第十三章「協力の進化」は吉村仁教授のバカ丸出しの自説垂れ流しの真骨頂が満載です。

  200Pの記載は、吉村教授が義務教育を受けた事自体を疑いたくなる暴論極論です。

 

ちょっと長い本文を引用します。
ーーーーー
 権力者は(略)社会の生産性があるレベル以上に高くなったときには、民衆の皆が満足する社会制度を導入する必要があった。
 すべての民衆が等しく家庭を持てる「一夫一妻制」は、2つの点で、もっとも効果的な社会制度といえる。
ーーーーー


 バカ丸出しと指摘するのはレトリックがヒドイからです。
 「すべての民衆が等しく家庭を持てる」で”すべての民衆”ではなく”あぶれそうな男性”です。
 民衆は勿論、男性をさし、意図的に吉村氏は隠匿しています。
 結局は男性優位社会を無意識に受け入れています。


 私達は「民衆の皆が満足する社会制度」を手に入れる為に人類が多大な努力を払った歴史を義務教育で学んでいます。
 吉村教授の世界史観は正にバカ丸出しではないでしょうか?

 歴史や経済など人文学素養が常識的にあれば「すべての民衆が等しく家庭を持てる」制度なんて存在しない事は自明です。
 
 高等教育から女性を隔離し、賃金の男女格差が大きい時代にお見合い結婚が主流の時期では確かに、多くの男性が等しく家庭を持てた訳です。

 「高等教育から女性を隔離し、賃金の男女格差が大きい時代」を吉村教授は無批判に受け入れているから


 本文の


○すべての民衆が等しく家庭を持てる「一夫一妻制」は、2つの点で、もっとも効果的な社会制度といえる。


 が書けるのだと思います。
 歴史や経済など人文学素養が常識的にあれば「すべての民衆が等しく家庭を持てる」制度なんて存在しない事は自明です。
 女性の自由を奪って実現されていた、過去の、多くの男性が等しく家庭を持てた時代、を肯定している立場としか思えません。


 個人攻撃が本旨ではありません。

 吉村仁氏は書籍を出版され、自説を世に問う行動を起こされた訳です。

 最新書籍「強い者は生き残れない」(新潮選書)で展開されるトンデモ理論を今後も考察したいと思います。


  吉村仁氏は書籍を出版され、自説を世に問う行動を起こされた訳です。

  最新書籍「強い者は生き残れない」(新潮選書)で展開されるトンデモ理論を考察したいと思います。


 本書の第十三章「協力の進化」は吉村仁教授の自説垂れ流しが爆発、満載です。

 199Pだけでも、恐ろしい自説を披露しています。


 本文より

”「群」とは異なる協力関係に「夫婦」(つがい)「家族」がある。「一夫一妻制度」もまた生物の協力関係の発展には欠かせない”


 凡そサイエンスをする人間がここまで言えるものでしょうか?

 「夫婦」と記載して”つがい”と読み仮名はもう狂気の沙汰でしょう。

 一夫多妻でも母子家庭でも家族は家族でしょう。

 ”生物の協力関係”と婚姻制度をここまで露骨にリンクさせ、自説を垂れ流す行動原理は右翼的確信犯であり、読者が吐き気を覚える事も厭わない態度でしょう。


 一夫一妻制度下でも離婚と再婚を繰り返す事で一夫多妻、一妻多夫を実現している人間もいる訳です。

 

 本書が自説垂れ流しの、頭痛本となっている原因は吉村教授の無知と確信犯的言動があるように思えます。


 同じページの文章で確信犯である事が容易に推測されます。


 本文より

”多くの鳥類、多くの哺乳動物はペアをつくり、育児をする”


 この文章、吉村教授による確信犯的なレトリックが込められています。

 少なくともサイエンスをする人間が書くべき文章ではありません。

 この本文を以下に変えても真実です

 「多くの鳥類、多くの哺乳動物はペアではない形で育児をする」


 系統的な距離と社会性の類似度は必ずしも相関しない事は生物の進化では自明です。吉村教授も当然知っている筈なんです。人間を含む霊長目や、人間にもっとも近い大型類人猿が、人間とまったく異なる形質を持つことはまれではありません。

 逆に、系統的に離れた霊長目以外の動物種が人間と類似した形質を持つことも知れています。

 人間と類似点をもつ動物の種は、進化の過程で人間に対して働いた淘汰圧と同様の圧力を経たと予想されます。これは進化の程度というより、同じ淘汰を受けたに過ぎません。

 動物の本能行動としての繁殖育児行動と、人間の婚姻制度を安易に比較して、進化形が一夫一妻制度って科学的態度でしょうか?


 個人攻撃が本旨ではありません。

 吉村仁氏は書籍を出版され、自説を世に問う行動を起こされた訳です。

 最新書籍「強い者は生き残れない」(新潮選書)で展開されるトンデモ理論を今後も考察したいと思います。



 

 

 

 


  

  吉村仁氏は書籍を出版され、自説を世に問う行動を起こされた訳です。

  最新書籍「強い者は生き残れない」(新潮選書)で展開されるトンデモ理論を考察したいと思います。


  吉村教授は生物の進化に対する一流の研究者であるが、人間の事は全く分かっていない事を著書で披露しています。

  生物の繁殖行動を、子供の並みとしか思えない人文学的知識を元に人間に当てはめる文脈には吐き気すら覚えます。


  生物の一世代の繁殖行動をご自分の専門知識で解説するまでなら、大変、参考になります。

  しかし、自分の倫理観と幼い社会観でもって、一夫一妻制度を進化の賜物みたいな論調は科学者というより、宗教家に近いと思われます。


  吉村教授に指摘したい常識


1 生物の繁殖行動と、婚姻制度を同じ立場で論じるのは馬鹿げている。


2 100個体あって、50:50のオスメスなら動物では50カップル出来るでしょうが、そんな単純な数値モデルを人間

社会に持ち出して解説されても持論の垂れ流しであり、真っ赤な嘘と同じレベルである。


 何より、動物の生殖行動と人間の性行動を同じ立場で論じて、進化論や民主主義、さらには一人勝ちまで論じる価値観は科学者以前に常識としても問題が大きいと思います。  



 個人攻撃が本旨ではありません。

 吉村仁氏は書籍を出版され、自説を世に問う行動を起こされた訳です。

 最新書籍「強い者は生き残れない」(新潮選書)で展開されるトンデモ理論を今後も考察したいと思います。