小学生の夢 | 旅する書道家 Simple life☆style

旅する書道家 Simple life☆style

書道家 千葉清藍(ちばせいらん)のシンプルライフをつづります

1月15日前後に、お正月飾りやお札、お守りなどを焼く行事が各地にあります。奥会津の三島町では「サイノカミ」と呼ばれ、7年前からプロジェクトを継続させていただいています。

 


1月15日、雪のないサイノカミは初めてでした(住民の方々も初めてだと言っていましたっ!)

 

私が継続しているプロジェクトは、子どもたちの夢を、三島町の特産の桐で出来た絵馬のような札に書き、サイノカミで天に還すこと。

伝統行事の中で、地域の誇り(桐)に夢や希望を書くことで客観的に自分自身を見つめることは、実現への一歩だと思っています。

 


小学生のそれぞれの夢は、受験や家族の事、今の切実な悩みなどで、正直に書いています。


サイノカミを見つめていると、火柱と火の粉、そしてそれらのノイズ(音)に、私自身の弱さやちっぽけな存在であることを突き付けられているように感じることがあります。一方で「火」の恵みや親しみ、慈しみなど神聖な存在であることも再確認できます。

 


このプロジェクトから小学生の皆さんが成長していく様子を身近で感じ、今後も書道を通して伝えられることを深めていきたいと思っています。