空っぽの「から」 | 旅する書道家 Simple life☆style

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書道家 千葉清藍(ちばせいらん)のシンプルライフをつづります

今日は栃木県那須塩原へ納品に行ってきました。

この作品は今年3月に震災から5年の節目に震災特別番組の中で、相馬市松川浦で揮毫した作品です。

それぞれ見る人の心に何色にも染まる「空」を書き、私の主観や希望などを反映させることなく、空っぽの「から」というタイトルがついています。

タイトルの通り、見る人によって感じ方が様々なようです。

納品先の谷朋子さんはサロンを経営されていて、この日はフェイスリフトをしていただきました。書道家として独立して3年。自分自身のメンテナンスとは無縁の生活をしてきましたが、小顔効果以外に心の凸凹までもが丸くなった感覚がありました。何より、昨日までの自分を振り返り、整理できたことで心からリフレッシュできたようです。


納品させていただいた「空」は、遠野和紙を使用した作品で、和紙の原料栽培から生成、裏打ちまで全て日本の伝統の技「手」作業です。「手」のあたたかさと力を改めて実感した1日になりました。