小正月行事の姿 | 旅する書道家 Simple life☆style

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書道家 千葉清藍(ちばせいらん)のシンプルライフをつづります

2014年春から1年間、「森のはこ舟アートプロジェクト」で福島県三島町でアート活動をさせていただきました。



内容は、三島町特産の桐とヒロロで出来た絵馬のような「サイの札」を製作し、三島神社に奉納するという内容で、地域の子供たちに願い事を書いてもらうワークショップを行ったり、秋の例大祭に参列させていただいたりしました。



2013年から夏の期間だけアメリカで活動させていただいていますが、多民族、多宗教の文化圏において、このプロジェクトで製作した「サイの札」は、宗教的な要素はなく、日本文化を気軽に体験していただく上で欠かせないものになりました。



今回は三島町の方々から「またやろう!」と声を掛けていただき、三島小学校全校生徒とアメリカのオークパークリバーフォレスト高校の日本語専攻の皆さんが、サイの札に願い事を書きました。


サイノカミが行われた今日、全て天高き炎となり、私は静かにその光景を見つめていました。



山に入り御神木を選定し、地域の人々と集い、ご先祖様に感謝し、家族の健康や幸せを祈願する。また、火は熱く勢いがある。けれども私たちが口にするものを食べられる状態にし、自然のものを自然に返す。という当たり前のことを学ぶ機会がここに在ります。


炎を見つめ、「素敵」、「綺麗」、「すごい」…と、どんな言葉が当てはまるか探す小さな女の子。
「あちい、あちい!」と言いながら、燃え盛る炎で団子を焼く男の子。
この姿を私はこの先も見続けていきたいと願うのでした。