昨年9月から始まった会津33観音めぐりは最後のお堂、33番・御池です。
しかしご住職がお留守で、この旅のゴールを見届けてくれた人は、たまたま用事があって来たという初対面のおじいちゃんでした。
私らしいゴールです(笑)。
大雪で中断したり、ハチから逃げ、クマに怯え、ヘビに驚かされたり、いろんなことがありました。
しかし、いつも初対面の私にあたたかい声を掛けてくださった地域の方、時に同行してくれた知人に助けられながら、この日を迎えることができました。
また、漆や会津本郷焼などの伝統文化に接する機会をいただき、日本を感じながらの旅をさせていただきました。
この旅でわかったことは、自然、人、万物が心の師だったということです。
筆、墨、硯、紙すべてが自然のもので、その命を道具として使わせてもらっていることを忘れてはいけないと感じています。
9月1日(日)、午前9時30分~会津若松市にある『さざえ堂』で大文字を書いてこの旅を締めくくります。
お近くの皆様、見届けていただけたら嬉しく思います。
静寂の中でこれからを考えていきます。