きのうに引き続き、広島での3日間をご報告致します。
広島初日は熊野の筆工房を見学させていただき、職人の方の思いを感じ、その心と一緒に2日目は廿日市市でピアノと書の復興支援コンサートがありました。
オランダ在住のピアニスト木山尚子さんとの出会いは、硯の産地として有名な宮城県石巻市雄勝町の雄勝石復興プロジェクトです。
今年2月に雄勝町に訪れた際に、震災による大きな津波の被害を受けた町の中で文字を書き、その作品をオランダの復興イベントで売ってくださった方が木山さんです。
電話では話していましたが、広島で初めてお会いし、木山さんも私も地球の裏側で、同じ思いで過ごしてきた仲間だったのではないかと感じました。
ピアノコンサートにご一緒させていただき、伝統を大切にしながら書の可能性を探る旅は一生続くことになると実感しています。
木山さんとのコンサートは来年も続きます。
皆様の住む町で開催できる日を夢見ています。
※写真は、福島公演の様子です。