5月から「丸の内カフェ」で展示させていただいてから、5ヶ月が経ちました。
福島県内を旅して書きあがった作品も、展示が始まった当初は2点でしたが、現在は10点以上になりました。
全市町村を巡り終え、ラストの下郷町で書いた作品について、ご紹介したいと思います。
下郷町へは、西郷村という自然豊かな村から入ったのですが、その西郷村にある甲子温泉の温泉水をいただきました。
温泉水ではなく、普通のお湯をいただくつもりで旅館におじゃましたら、「福島県内を巡る旅をしているなら温泉水の方がいいでしょ」と旅館の方が汲んでくれました。
温泉水がぬるくならないうちに下郷町に入り、その温泉水で魔法をかけて、出来上がった作品が「終」です。
「終」と書いて、「はじまり」と詠みます。
旅のゴールを迎えた広大なそば畑で、人生、自然、出会いと別れ、光と影・・・すべてに表と裏、対極するものがあるように感じ、「終」は一つの「はじまり」だと感じています。
ここからはじまってほしいと願う、美しきふくしま。
東京・丸の内の「丸の内カフェ」にて、9月25日まで土日祝日のみ開催していますので、ぜひ作品「終」を見にいらしてください。