稼げる整体師ほど、身体の幹と根っこを整えることに注力している。
稼げない整体師ほど、身体の末端を整えることに躍起になる。
「身体の幹」とは、文字通り「体幹部」のことだ。
「身体の根っこ」とは、「骨盤」のことだ。
稼げる整体師は、骨盤と胸郭(肋骨)の重要性を、
熟知している。
だから、たとえ手足という末端に痛みがあったとしても、
まず、幹と根っこの歪みや捻れを疑う。
手足という、木で言う枝葉の部分に出る症状は、
幹や根っこである肋骨や骨盤に原因があることが
ほとんどである。
話は単純だ。
まず、体幹の歪みや捻れを整える。
それで痛みが取れれば、体幹の歪みや捻れが原因だ。
そこから、体幹に歪みや捻れを生み出す生活パターンや
行動パターンをリサーチすれば、根本回復への道を提示できる。
もし、体幹の歪みや捻れをキレイに整えても
全く痛みが変わらない場合は、別の原因を探ればよい。
大抵の痛みは、身体の幹と根っこをシッカリと整えれば、緩和する。
それは、木の枝葉が幹や根っこと繋がっているからだが
もう1つ大事な理由がある。
それは、体幹部こそ、生命の源が宿る部分だからである。
体幹部の中にこそ、人間が生きる上で大切な臓器や神経、
血管があり、脳がある。
頭蓋骨も、体幹部の一部だ。
手足がなくて生きている人はいても、
体幹部がなくて生きている人はいない。
体幹部がなくなれば、人は生きていけない。
人間も、元を辿れば、魚類に行きつく。
魚類の頃は、手足はなく、100％体幹部の存在だった。
体幹部の重要性は、整体師がテクニック論でどうこう言う以前に、
この生命進化の歴史が物語っているのである。
その体幹部の歪みや捻れがマッスグ整えば、
当然、体幹内の循環が良くなる。
体幹内の血液循環も、神経の巡りも、伝達も、スムーズになる。
結果、身体機能が正常に働きだして、自然治癒力が高まり、
あらゆる病気や傷害に打ち勝つ力が湧き出てくる。
だから、体幹部を整えると、根本的に回復していくのだ。
もちろん、体幹部分の痛みが、手足の捻れや緊張などが
原因で起きていることもある。
人間は手を器用に使う動物だから、手に故障が起きやすい。
また、捉えようによっては、足は身体の根っこと
捉えることもできる。
足を整えることで、体幹部が整うこともよくあることだ。
しかし、いずれにせよ、体幹部をキチンと整えていかないと、
根本会回復は望めない。
モテる整体師ほど、体幹部を大切にしている。
モテる整体師ほど、体幹部が整っている。
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⑫「身体に棲む魚を整えよう。」
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