いつものように、ミントのお手入れをしていたときのこと。
仰向けにして肉球にクリームを塗っていたら、ミントの左前足の内側、手根球の斜め上あたりに、何やら丸く膨らんだ、ピンク色のイボのようなものがあるのを見つけました。
まさかこんなところにも肉球があったのかな?と、他の足を探ってみても、当然ながら見つからず。
やっぱりこれは、出来物ですよね。
当のミントは、自分にこんなものが出来ていることに、気づいてもいないみたい。
でも結構大きいので、何だか心配だなぁ。
気になってネットで調べてみると、粉瘤や汗腺嚢胞、良性腫瘍の「皮膚組織球腫」「皮膚形質細胞腫」などのほか、悪性腫瘍や自己免疫疾患の可能性もあるみたい…。
こういうときって、なぜか悪い情報ばかり目に付くんですよね。
そう思ったらどんどん心配になってきて、なぜもっと早く気づいてあげられなかったのかと、ミントに申し訳ない気持ちでいっぱいになってしまいました。
その夜は心配のあまりほとんど眠れぬまま、翌日早々に動物病院へ。
私の心配をよそに、ミントは変わらず元気いっぱいです。
お医者様に診て頂くと、出来物の大きさは約5ミリ。
中には液状のものが入っているようなので、針を刺して内容物を取り、病理検査をすることになりました。
看護師さんに抱えられて、出来物に針を刺されても、ミントは全く痛くないようで無反応。
針を刺した後の出来物は、少し水が抜けてちょっとシワっぽくなっていました。
検査結果が出るまで、しばらく待合室で待つことになりましたが、悪い病気だったらどうしようと、ドキドキハラハラ。
どうにも気持ちが落ちつきません。
私の緊張が伝わったのか、ミントもちょっぴり心配顔です。
緊張のひと時を過ごして、再び診察室へ。
検査の結果、内容物に細胞などは見つからず、悪い病気の可能性はないとのこと。
特に治療の必要はなく、また水が溜まって膨らんだり、縮んだりしながら、次第に治っていくだろうとのことでした。
今回は何事もなくて何よりでしたが、ミントも私たちもこれから年を重ねるにつれ、こんな心配事が増えていくんだろうな…。
これからはもっと気持ちを強く持って、冷静に対応できるようにならなければ!と心に誓った私でした
愛犬の病や老いに、深い愛情を持ってしっかり向き合っている飼い主さんたちに、尊敬の念を持つと共に、改めてエールを送りたいと思います。





