東山山頂公園から、粟田神社を横にみて一気に下山。
「琵琶湖疎水」で有名な、蹴上へと到着しました。
明治時代の遺構といわれるこのトンネルの先は、真っ直ぐ行けば南禅寺へ。
右に曲がって、疎水へ。
100年以上昔に、滋賀県の琵琶湖から京都市内まで、水路を通して物資を輸送したのだとか。
その船を通した線路は、今は桜の名所です。
「山から降りて来たってことは、また登るんだよ~。今度の標高は、清水山より200m増しね(笑)」という悪魔の囁きと共に、この疎水の横から、魔の大文字山登山が始まりました。
なだらかな場所は、美しい緑のトンネルなんですが、
いやいや、どうして!!
「ここ、道? いや、ただの壁でしょー!」
てな場所も多々あり、もう足では登れず両手も使っての、まさに「登山」。
体を支えられなくて、杖が欲しいと何度願ったか!
足場は、木の根っこや突き出た岩。
数歩行っては息を整え、さらに数歩行っては足をさすり…
尾根なので、微妙に下っては登り、登っては下りを繰り返します。
立っている場所がなくて、木に体を持たせかけて休憩したり、道の両側が崖になっていたり。
いやもう、「ハイキング」とかの領域を越えてるよね?
私なんか、終いには足の付け根が痛くて足を上げることが出来なくなっちゃって(笑)
企画してくれた人に「ほらほら、あと一回登れば終わりだよー!」「ここが最後だよー!」なんて、何度も優しい嘘で励まされ… ((T_T))
「いつか終わる。けど、いつ終わるか見えないこの苦しみ。まるで、お産だわ!」
なんて言いながら、14時過ぎに大文字山山頂到着・・・(;´Д`)
あの辺が金閣寺でぇ~、なんて見てる人もいたけれど、私はベンチからこの写真を撮るのが精一杯でした。
私は体力の限界だったのですが、この大変なコースを軽快に走り抜けている鉄人にたくさん出逢ったのには驚きでした。
「トレイルラン」と言うそうで、今回企画した人もそんな一人。
こんな急な山道を、2~3時間で走り抜けるんだそう。
ホンとにすごいわあ… ┐('~`;)┌