親子の歪み | 秋月せいらオフィシャルブログ「〜徒然なるままに〜」Powered by Ameba

皆様こんにちは。

新年を迎えて、早10日が過ぎてしまいました。今年もどうか宜しくお付き合い下されば幸いです。


さて、ブログを更新してと急かして下さる有難きクライアント様にお尻を叩かれて、珍しく1月のうちに更新出来ます。笑

しかしながらネタもなくまだ正月ボケの最中、その方からお題提供を賜りましたので本日は『親子の歪み』そんなお題でお送りします。


親子関係は我々の人格形成においてとても大きなウエイトを占めるものです。私自身幾度かこのブログでも申し上げているようにあまり良い家庭環境で育ちませんでした。未だにもう既に中年の域に差し掛かったというのに家庭環境に基づく精神的な歪みは全て払拭されたとは言えません。


私自身がそうだったからなのか、たまたまなのかはさておき親子関係に苦しむ方からのご依頼は少なくありません。

今回お題を提供いただいた方も、お母様との関係に生まれた時から30年弱苦しんでこられている方です。

色々な形の歪みがありますが、この方のケースはお母様が子供を所有物としてそれも大事な宝物ではなく自分の意思やお母様の思う正しさ(かなり偏りのある)を子にインストールするように支配的な子育てをなさった方です。

幸運なのは、この方はご結婚により心理的に繋がれた鎖のような支配から逃れることが出来たということでしょう。


とはいえ、お母様ご自身にはその鎖とも云える手綱を手放したつもりはなく、結婚を機に離れゆく娘にあの手この手で更なる支配を試みます。

元々とても強い念力をお持ちのお母様が抱く歪んだ思いは、生霊となり娘さんであるこの方やそのまた娘さんにまで負の想念を送ります。

感受性が強く一種霊媒体質でもあるこの方は、その念によって体調を崩すことも多く、もう本格的に縁切りします!と鼻息荒い新年を迎えました。


幸福な愛あるご家庭でお育ちになった方には到底信じ難い話ではありますが、残念ながらこのようなことは往々にしてあります。

このケースは支配的な親と従属する娘のような様相ですが、依存的な母親との共依存、手元に置いておくために子供の自立を妨げる親など、精神的虐待というのは様々で、その上当人達も周囲も気付き難くあります。

そしてそういった親御さんは総じて、子供のためにそうしていると怒りを灯す目で言うものです。(恐いです)


愛のある想念ではなく負の想念を、自らがより良い心地や立場を維持する為に発する方に残念ながら幸福など成し得ません。

子を蝕み親の表面的な安心感を得るというのも自然な流れではありません。

あえてラフに申し上げるならばホラーの領域です。(実際このケースでは生霊を通り越して呪いの手前です)


今回のケースでは生活に支障をきたすホラーレベルでの歪み故、私もお手伝いすることとなりますが、この方にどんなことがあっても幸せであって欲しいと願うには性格的な相性だけでなく理由があります。

まずはそのような生い立ちであっても捻ることなく素直に客観的に人生を構築しようと努力したこと、他人のせいにすることなくご自身で人生を切り拓いたことです。芯の強さにただただ敬意の念を抱かざるを得ません。


このようなお話をすると、私には無理だ、うちの親子関係では無理だという方もいらっしゃいますが、ご自身が大人になって周囲を見渡し、ご自身の親子関係は普通ではないのだ、子供だった自分(すなわち現在のインナーチャイルド)はとても傷ついているのだとどこかで気づいたとき、そこからやっとご自身の人生がスタートするのかもしれません。

過去生の因縁が云々などというケースであっても、ご自身で気付いた時点でその因縁はもう十分に解消間近の域です。

人格形成がグラグラのひよっ子からのスタートにはなりますが、必ず新しいご自身を創り、新しい人生を創ることは出来ます。

ただし、そこには親子の本能的な?情は横に置いてということにはなりますが。


私はどんな人だったら霊能力者として後継ぎにするの?と良く聞かれますが『俄に信じ難いくらいに生い立ちが悪く且つそれでもトライアンドエラーで生きてきた素直な人』と答えています。(実際には後継ぎなんて考えもしませんが)

生い立ちが悪ければ悪いほど、そこで捻たり諦めたりしなければとても繊細でキラキラした感受性、そして強さが育ちます。そのような感受性は普通に生まれ普通に生きていてもなかなか育たないというのが個人的な観察結果から思うことです。

なのでこの方のようにホラーレベルになってしまったら、ホラー要素については霊的な対応が必要ですが、それ以外を本気で自力で変えてやろうという強い意志と行動力を持って歪みから逃れることは十分に可能であり、そうすべきなのです。


当方への鑑定のご依頼でお子様を蔑ろにして自らのみ助かりたいという思いが潜在意識であれ顕在意識であれ見え隠れする方のご依頼をお断りするのは、私の生い立ちを含めて、そのような親の元で育った子供たちがどれだけの心の傷を抱えるかという想像に及ばないことを受容し難いということもありますが、残念ながらそういった方が180度ご自身の考えを変えることはそう容易ではないことからです。(親にも親の生い立ちがというのは長くなるので今回は省きます)

親御さんとの関係に苦しむ方は是非、ご自身の本当の心の声が何を発しているのかに気付いていただきたいと強く思っています。


また、現在子育てをなさっている方に思うことは、子供は天からの預かりものであって所有するモノではないということです。

親が子を育て、子は親を育てます。学びの関係は一方通行ではないのです。

天から命を預かり、愛を与え大切に育て、まずは世の中に見送るこれが精神世界の自然な摂理であるのだと心に留めていただければとても嬉しく思います。


どんな生い立ちであれどんなスタートラインであれ、幸福の切符は皆様次第であるとの思いを込めて本日の一筆でした。


今日は何だか新年早々重たいお話になってしまいました。

ハッピーなお話をお聞きになりたい方は、是非ハッピーなネタ提供をお願いいたします。笑

また、11日からInstagramも始めました。

今年はブログを含めSNSの方も頑張ろうと思っておりますので、ブログ更新せよとお尻を叩かれながら頑張ります!


皆様のお過ごしになる2023年が光に満ちた実り多きものとなりますように、心からお祈りいたします。

改めまして、本年も何卒宜しくお付き合い下さいませ。



https://www.instagram.com/seiraakizuki/