人間関係の在り方-信頼と信用- | 秋月せいらオフィシャルブログ「〜徒然なるままに〜」Powered by Ameba

皆さんこんにちは!

すっかりお盆も終わり朝晩の空気は残暑らしいものとなってきました。

先日の『お知らせ』では元気になりましたよ〜とお伝えするつもりが、ご心配を頂く沢山のご連絡を頂戴し誠に恐縮でした。

頑張る壊れるの繰り返しのわたくしですが、そういう生き方しか出来ないのでまたフルスロットルで御座います。


さて今日は『人間関係の在り方-信頼と信用-』そんなお題でお話をしたいと思います。


鑑定で『この人は信用出来ますか?』と聞かれることがよくあります。私自身その人が信頼や信用のおける人物かどうかを軸に人付き合いをしないので(あまり他人に興味がないとも言う?)どうしてそこを重視するのかな?と個人的には疑問ですが、実際は毎日かなりの方からそういったご質問を受けます。


『信頼しても信用はするな』とはよく言われる言葉です。信用は過去の実績に対しての条件付きであるもの、信頼は未来への期待わ寄せるものという解釈が一般的ですね。


個人間での信用を重んじるシチュエーションというのは実際相手に依存して盲目に相手を信じるなどでもない限り実際はあまりありません。過去の実績や論証を重んじて成り立つ関係なんてビジネスシーンなど損得を重んじるリスク管理の場では多数あっても、プライベートな場所で心と心の付き合いをする上ではあまりあてになりません。例えばパートナーは過去に浮気をしたことはないからしないだろう、あの人はこれまで真面目だったから犯罪には手を染めないだろうなど、そんなものは状況と環境と心模様次第で人間というのはゆらゆらしているものです。


では次に信頼は?信頼=期待値、これは正直自分の勝手な物差しであることを前提に信頼を寄せる必要があるように思います。

自分の意志で相手に期待をし、それを裏切られた時あの人にも事情があったのね、あの人に裏切られるなら致し方ないと思える相手にこそ信頼を向けるべきであり、勝手な自身の思い込みによる期待値への裏切りに怒りや失望を向けるのはなんだか変だなぁと思うのです。


そうは言っても人間はどうしても他人に期待を寄せてしまうもの。この期待こそ大変厄介なものなのです。期待をするから期待通りにならなかった時、他者に対してネガティブな感情を抱くことになります。やってくれると思ったのに、期待した通りになると思ったのになど。

しかしながら他人というのは(血縁あっても)自分自身ではありません。相手を自身の思い通りにコントロールすることは出来ませんし期待通りに動いて下さいというのも迷惑甚だしくあります。

信頼というのは相手に対するエール(広義的な期待と取れば)であり、皆様が心を寄せる場所であったとしてもそれはご自身がそう思っていてその思いに責任を持つということが大切だと思います。


私は正直あまり人に期待をしません。これは恐らくこれまで生きてきた過程の中での諦めらしいものではなく、生まれつきです。

なので、信頼こそが人間関係の軸である!と声高に言う方の気持ちは分からないのですが、このように少しドライに人間関係を築くとネガティブな心の動きや相手に対して右往左往する機会を少し減らせるかもしれません。


また信頼出来ない相手であっても上手な付き合い方は出来るのです。それは相手の良いところは拝借しつつ、悪いところや信用信頼に値しない部分に対しては距離を置くことで、『ちゃっかりした』人間関係が築けるものです。

社会的な相互依存関係と精神的依存関係は全く別物です。ということはこの『ちゃっかりした』関係は相互依存関係の一種と捉えれば少し気も楽になるのかもしれません。


とはいえこれだけ日々沢山の方から相手を信用出来るかというご質問を受けるわけなので、誰でもその方の『本性』らしきものを見極めるコツを少し。

それは相手がピンチのときやパニックになってるときなど、『焦り』の感情を発してる、いわば大なり小なり窮地に陥っているときのその方の振る舞いこそが本性ではないかなと思います。そこを見極めて自身が心を寄せて付き合う相手なのか否かを見極めてみるのも良いように思います。

これは感情の爆発的な怒りよりも深い悲しみよりも一番初見で分かりやすいのではないかと、私自身は思っています。

またもう一つ、物に執着しているわけではないけれど様々な物質的『もの』を大切に扱う人は基本的に人も大切にする方が多いです。これは先程の窮地で見せる本性よりは正確性に欠けますが、ある程度は頼りになる見極め方でしょう。


誰かに期待を寄せてそこに寄りかかるのではなく互いが自分の足できちんと立って、無用な傷の舐め合いではなく本当の意味で『支え合う』ということが出来たとき、人は前向きな意味で相手に過度の期待をせず、穏やかな信頼関係を感じられる相手に巡り会えるのかもしれません。


なんだかぐだぐだと何が言いたいのか良く分からなくなってしまいましたが、信頼や信用は時にご自身の勝手な思い込み(精神的依存)による一方通行であること、本当の信頼関係を築くには互いが個人を尊重しつつ自分の足で立っていることが(自立した精神性)前提であること、心に留めて頂ければ幸いです。


そんな今日の一筆でした。


残暑を乗り切れば豊作の秋!

長期休暇でリズムが戻らない方も、ご家族が夏休みで疲れ果てている方もたまには気分転換を図って暑さのラストスパート乗り切って下さいね。