【酒と食・7】旨味調味料は素晴らしい | 沖縄パチスロ放浪記

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東京でのスロプ生活に飽きて、2010年から沖縄に移住。

日々の生活を、酒を片手に、徒然と。

前の続き。

 

大体よ、人の味覚に文句をつけるんじゃねえっての。旨味調味料を否定する奴の食生活がどんなんなのか見てみたいね。毎食毎食、国産、有機栽培、無農薬、こんな材料だけの食事が出来るか、ってんだ。こう言う食材は割高だからな。

 

旨味調味料に頼らずに出汁を取る、どれだけ料理に時間掛けてんだよ。随分と御暇なんですね、としか言いようがない。他にやることねえの?

 

マックや吉野家、ラーメン屋、弁当屋、コンビニ弁当、カップラーメン、こう言うものを一切口にせずに社会生活が送れるもんかね?昼飯、どうしてんだよ。毎日タニタ食堂か?でも、タニタも、旨味調味料不使用なんては言ってないからな?ホームページのどこにも書いてない。書いていないなら、まあ、御察し。

 

それに、失礼じゃないか、味の素MCフード(旧武田薬品工業、旧協和発酵)なんかの従業員全てによ。もっと言えば、外食産業のほとんど、コンビニ、スーパー、インスタント食品メーカー、これらに喧嘩を売っている。こいつらは皆、馬鹿舌か。へえへえ、さぞかしあなた様は素晴らしい味覚を持っていらっしゃることで。

 

旨味調味料を研究した先人達をも愚弄している。この旨味の研究は日本が最先端だ。旨味調味料自体、東大の研究者、池田菊苗によって、1908年に旨味成分のグルタミン酸が発見され、それが味の素として作られた。世界初、な。欧米の科学者は旨味と言う味覚を否定していたんだけど、舌にそれを感じる細胞があることが2000年に発見されて、今は動かぬ事実になった。

 

つまり、この旨味成分を好むことは、むしろ日本人としての誇り。旨味と言う味覚を認識出来なかった欧米人との違いなんだから。この旨味を御手軽に作り出せて味わえるようにしてくれた化学調味料は、醤油や味噌と並ぶ、もはや日本の食卓に欠かせない調味料。

 

現実問題、これを口にせずに生活は送れない。毎日出汁から取って朝昼晩自炊、現代人にこんな生活は無理がある。それを、旨味調味料が解決してくれている。感謝しこそすれども、非難することは有り得ない。

 

自分は旨味調味料が嫌いだから、一切口にしない?へえ、本当?本当に?ちゃんと調べてみろよ?今は化学調味料とも、旨味調味料とも、表記されていないんだよ。

 

調味料(アミノ酸等)、これ、見たことない?大概の食い物に入っているよ。これ、旨味調味料だからな。グルタミン酸アミノ酸の一種なので。加工食品においては、今はこういう表記になっている。これが入っていないもの、なかなかないぜ。台所、漁ってみ?

 

な?知らず知らずの内に口にしているんだよ、旨味調味料。そんなにこれが嫌いだったら、もうとっくに気付いていたよね?だから、調味料(アミノ酸等)が入っているものを口にしたら、まずくて吐き出していたはずだよね?そんなものはもう台所に置いてあるはずがない。まずいんだから。

 

天然出汁と旨味調味料、区別なんて出来ないって。特に、料理の引き立て役として使われるこいつらには。しかもよ、他の調味料や料理法、食材の品質や鮮度、これらなんかによっても味は大きく変わって来るし。

 

その中で、旨味調味料だけを、これが使用されているかどうかだけを見抜ける奴なんて、いないんだよ。自分は出来る、ってんなら、テレビチャンピオンかなんかに企画を持ち込んだら?まあ、上手くやらせで持ち上げてくれると良いけど。

 

旨味調味料、毎日の食事の中に大概入っているよ。気付いていないだけ。摂取しているくせに嫌う、これはおかしいよな?むしろ、旨味調味料大好きです、って奴の方が毎回の食事を楽しめていると思わないか?大体の食事に使われているんだから。その方が人生楽しめる。嫌いな奴は毎回の食事が苦行になっているはずなんだから。

 

(続)