$聖なる日常~2013

明後日から9日間 メキシコに行ってきます

目的は マヤ遺跡を訪ねること

$聖なる日常~2013


私がマヤ文明に興味を惹かれたのは
マヤ文明独特の暦の存在を知ってからでした

マヤ人は2種類の周期の異なる暦を併用して
52年周期で時を感じていました

また それとは別に
非常に長い時間を記録し計算するための
次のような単位を持っていました


20キン=1ウィナル  (20日)
18ウィナル=1トゥン(360日)
20トゥン=1カトゥン(7200日)
20カトゥン=1バクトゥン(144000日)

これらの表記法によって
マヤの人々は 
マヤの世界の始まった日から経過した時間を表し
石碑などに記していました


19世紀以降の研究により

この長期暦の最初の1日は
西暦では紀元前3114年8月12日(or11日or13日)
とされています


こうして膨大な時間を記録することのできたマヤの人々は
13バクトゥンが経過すると
現在の世界が滅びると信じていたとも伝えられています


彼らが世界の終焉と信じていた日付を
西暦に換算すると
2012年12月22日(or21日or23日)になるということから

”2012年世界終末説”の噂が広まったのです

(最近では この計算が間違っていて
本当は2011年10月28日が最後の日付だ
とする説もあります)


とはいえ
マヤ暦の基本単位は
先に書いたものの上に

20バクトゥン=1ピクトゥン(2880000日)
20ピクトゥン=1カラブトゥン(57600000日)

など もっと膨大な単位がこの先も続くので
なにも 予言の日に世界が滅びるなどということは無いでしょう


しかし 

マヤの人々が信じていたような
今年か来年に 世界が終焉を迎えるという考えに
科学的な根拠があろうとなかろうと

ここ数年の世界情勢を見ていると
私たちの住んでいる世界は
これまでの価値観が覆され
否応無く 
1つの大きなサイクルを終えようとしているように感じられます


その先には どんな新しい世界が広がるのか・・・


今 まさに 私たちは 
国家 地域社会 職場 家族 個人・・・
あらゆるレベルで 

産みの苦しみの中を生きているような気がします


≪産みの苦しみ≫


これは 出産を経験した者ならば知っている


≪大いなる歓び≫


に他なりません




今 数千年に一度のこの特別な時期に
 
地球に生を受けていることを 

大いに喜びながら

偶然にも

マヤの長期暦が始まった日付と同じ 8月12日より

私はマヤに向かって旅立ちます