3日前の朝のことです

目覚まし時計の音で ふとんから這い出して
私は 夫の寝ている部屋のドアを開けました

いつものように
「おはよう ございま~す!」
と 言おうと思ったら なぜか

「おはよう ごふぁいまふ・・・」

となってしまい 私はその時初めて 唇の異変に気づきました


下唇のあたりの感覚が おかしいのです
何かぶよんとした変な感触で 麻痺しているような・・・

あわてて鏡に近づき 恐る恐る見てみると
なんと 下唇が グロテスクにふくらんで垂れ下がっていたのです!



一瞬 自分の体に何がおこっているのか理解できず
「なんか変!変!」と 私はパニックになっていました


下の歯の付け根あたりまで 感覚が麻痺していて
朝食の豆腐も 食べにくく 
というか あまりのショックで 食欲が全くありませんでした


そして 頭の中では どんどん不安と妄想がふくらんでいきました 

このまま 顔がどんどん麻痺していくのだろうか・・・

もしかしたら 脳に何か重大な病気があるのだろうか・・・

それとも 唇の癌?

今日から 人前に出る時は 
一生ずっとマスクをつけなければならないのだろうか・・・


私は とにかくこの状態が何なのか 調べてみようと思って
二階にあがり パソコンで「唇 腫れ」
というキーワードで検索してみました


すると どうも 私に起こっている状態は

「肉芽腫性口唇炎」

という病名がついているようでした


これは 年齢 性別に関係なく発症する 原因不明の病気で
命には別状ないけれど 再発する可能性があるということでした


やや 気持ちが落ち着いた私は
その日は 日中はレッスンなどの仕事もなかったので

一日 できる限り体を休めることにしました

おかげで 夕方までに なんとか腫れはおさまってきました


翌日の朝 目をあけた瞬間に 唇の感触を確かめましたが
いつもどおりの感覚で
鏡の中の私は 普段と同じ顔をしていました


≪普通の顔でいることが なんとありがたいことか・・・≫

しみじみ そう思いました



実は この数日前から 私は 以前に読んだ
『神とひとつになる』(サンマーク出版)を読み返していました

そして この日 ソファで体を休めながら 続きを読んでいたら
そこに こんな言葉が書かれていました


≪神との一体化 内なる創造者との出会いは
自分の物質的な身体を知り 理解し 大切にし 
もともとの目的どおりの自分のための手段(ヴィークル)として
使うことからはじまる≫

≪身体のすばらしさを充分に知り 理解し 経験するためには
良いやり方で身体とつきあうことだ

身体を愛し 慈しみ 耳を傾けなさい

そうすれば 身体は真実を語ってくれる≫


≪神≫のこの言葉を 理解するために
この日の経験は 私にとって
最高の贈り物だったような気がしました

本を胸に抱き 涙があふれました