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君を一人にしないための歌 (だいわ文庫 I)
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今回の『ぶらり』は2時間スペシャルだけに、三人の旅人のリレーだったのです。
太川陽介さんから小島奈津子さん、宮本和知さんとつながっていくんですが、それぞれの旅人から旅人へのバトンタッチについては「実はね、次の駅である人と待ち合わせているんですよ」的な定番の演出が施されていたのです。
ところが小日向さんだけはなんの前触れもなく画面に登場してなんの紹介も説明もなく消えてと、まるでこの世のものではないかのような扱いになっていて「あれ? いまなんかいたよね? 太川さんの隣に!!」と、まるで見てはいけないものを見てしまったような気分にさせられる演出の雑さが『ぶらり』ウォッチャーの僕には最高でした。
この後も太川さんが自分で運転するトロッコ列車に乗っているとき、一緒に乗りましょう的な前フリはまったくなかったにもかかわらず、疾走するトロッコ列車を捉えた映像では、太川さんの隣の席に突然満面の笑みの小日向さんが映り込んでいたりと、小日向さんをどういう距離感で捉えればいいのかと視聴者を困惑させるシーンが満載でお腹いっぱいになりました。
どうも一ヶ月ぶりの更新がこんな感じですみません。
『ぶらり途中下車の旅』でとくにお気に入りの旅人は太川陽介さんと舞の海さん。
佐藤青南です。
今年始めのエントリで今年は6冊刊行予定だと書きましたが、ついこの間ようやく6冊目を入稿し、本当に6冊刊行できそうなめどがついたところです。
現時点ですでに4冊刊行されていますので、残り2冊。
まず5冊目は『白バイガール』シリーズの三作目です。
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白バイガール 駅伝クライシス (実業之日本社文庫)
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11月2日発売予定。
こちらの作業はほぼ終わりかけです。
すでに念校ゲラを送り返したので、あとは編集部のお仕事になります。
順調にいけばこのまま校了するでしょう。
そしてもう一冊は、ようやく入稿したところでこれからゲラになります。
こちらも気を抜かずに頑張ります。
という感じでこのところ急激に仕事のペースが上がってきて、なんでだろうと自分でもよくわからなくて考えてみたのですが、僕なりに自己分析して導き出した結論を発表します。
大きく分けて二点。
まず一つ目。
単純に仕事に慣れた。
これは当たり前ですね。
なにごともそうですが、長く続けていると熟練してきて、能率や速度が上がるものです。
目にも止まらぬ速さでヒヨコの雄雌を見分ける職人も、きっと最初はヒヨコの股間を凝視して首をひねっていたはずです。
小説の仕事は作品の内容こそ一作ずつ違うのでルーチンワークになりづらいのですが、それでもプロット→執筆→改稿→入稿→初校ゲラ→念校→校了という流れは同じなので、力の入れどころみたいな加減をつかんできた感触はあります。
なので一作仕上げるのにかける時間が短縮できて、そのおかげで刊行ペースも上がった、というわけです。
そしてもう一つ。
たぶんこっちのほうが大きいんじゃないかと思います。
催促してくれる編集者が増えた。
これです。
デビュー当時というのは、デビュー即バカ売れみたいな強運の持ち主ならば別かもしれませんが、わりとほったらかしなのです。
依頼も多くないし、その多くない担当編集者もめったに連絡してこないし、という状況で、「あれ? もしかして小説家デビューしたのって夢だったのかな? 僕は自分が小説家になったという妄想を抱いているのだろうか?? 僕はもしかして気が狂ったのか!?」と思ってしまうほど放置されます。
次はどんな作品でいきましょう的な打ち合わせをしても、その後は急かされることもなく、淡々と日々が過ぎていきます。
新人だけにどれぐらいで原稿をかたちにできるのか計算ができないという考えもあるだろうし、単純にたいして期待されていないということでもあるでしょう。
まあ、後者ですかね。
新人だろうとデビュー作が売れちゃった作家には、早く続編書け的なプレッシャーがかかるみたいですから。
編集者にしろ読者にしろ、誰かが待ってくれている人がいるという実感がないと、なかなかモチベーションを保つのが難しいものです。
日記を書くみたいに小説を書くような人にはそうでもないのかもしれませんが。
というわけで、
1)仕事に慣れた
2)催促してくれる編集者が増えた
その結果、刊行ペースが急激に上がったというのが僕なりの結論です。
もったいぶった末にたいしたことじゃなくてすみません。
それにしても待望されるというのはとても幸福なことではあると思うんですが、仕事のペースが上がって腰痛の重さも加速度的に増しているのが悩みどころです。
現場からは以上です。


