というわけで僕が推薦したのは明林堂書店南佐賀店の本間悠さんでした。

地方の書店員さんながら意欲的に活動されていてセンスのある方だと思っていたし、博多の交流会で面識もできていたから、スケジュール的な無理も聞いていただきやすいかなと。

そしてできあがってきた全面帯がこちら。

じゃーん!

どうです?

インパクトがあってめちゃくちゃかっこよくないですか?

これ、売れちゃうよ!

本当に時間がない中で最高の結果を出してくださいました。

すばらしい!!!!

ちなみに、帯というかカバーじゃね? と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、現物を入手してよく見てみてください。文庫を全面カバーするには少しだけ寸が足りなくて、元のカバーが覗いているのです。だから出版業界的にはあくまで帯という解釈らしいです。不思議ですね。僕の『サイレント・ヴォイス』シリーズもドラマ版主演の栗山千明さんのキーヴィジュアルを使用した全面帯をやってもらいましたけど、たとえば映像化から時間が経って「映像化押し」することができなくなったときなどに、すぐに元のカバーに戻せるのが利点らしいです。言われてみればなるほどですよね。映画もドラマもいつまでもやってるわけじゃないですから。でもやっぱカバーじゃん!

あ、そういえばドラマ『サイレント・ヴォイス』がDVDになるみたいです。

楽しみ。

 

ともあれ本間さん帯で装いも新たになった『ある少女にまつわる殺人の告白』、ぼちぼち店頭に並び始めるころみたいです。

この機会にぜひよろしくお願いします。

刊行から8年も経った作品をこうやって仕掛けてもらえるのはとても嬉しいです。

ってか僕ももうデビュー8年なんですね。

今月の6日でデビュー丸8年を迎え、すでに9年目に突入しているのです。

年をとると誕生日を盛大にお祝いすることも少なくなるのと同じで、最近はデビュー何周年とかを意識することもなくなっていつのまにか9年目に突入していたという感じなんですが、あらためて確認すると意外と長くやってるなあ。

 

だからというわけではありませんが、つい昨日、推理作家協会の理事に就任しました。

本当は推理作家協会賞ノミネートとかの報告ができればいいんでしょうが、いきなり裏方にまわるというのも僕らしいといえばらしい気がします。

なにができるかわかりませんが、できることを探して協会ならびに会員の皆さま、そして会員の向こうにいる読者の皆さまのお役に立てるよう頑張ります。

今後ともよろしくお願いします。