こんにちは。
皆さまどのような年末をお過ごしでしょうか。
僕は今月上旬に引いた風邪が治りきらないまま年を越しそうです。
年齢を重ねるごとに体調を崩しがちになり、健康のありがたみが身にしみるようになってきました。
来年は健康に過ごせるといいなあ。
さて今年は4冊の新刊を上梓することができました。
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ヴィジュアル・クリフ 行動心理捜査官・楯岡絵麻 (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ)
713円
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セブンス・サイン 行動心理捜査官・楯岡絵麻 (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ)
713円
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たとえば、君という裏切り (祥伝社文庫)
680円
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前回のエントリでも書いたとおり、4月の下旬にドラマ化の話が舞い込み、トントン拍子に話が進んだので、ほかの予定を後回しにさせてもらって急遽『セブンス・サイン』を書いたのでした。
ドラマ化が決まってからがいろいろありすぎて、『ヴィジュアル・クリフ』と『鉄道リドル』が遠い過去のように思えます。
え、これ今年だったっけ?
という感じ。
大人になると時間の経過が速く感じられるのは、新しい経験をしなくなるからというじゃないですか。
だからドラマ化が決まってからのいろんな初めての経験のおかげで、今年の後半はとても濃いというか、長いというか、ぎゅっと詰まった感じでした。
そういう意味ではとても良い一年だったのかな。
反省は多いですけど。
執筆以外だと、今年はいろんなイベントで人前に出る機会が多い年でもありました。
中でも印象深いのは、小田急ブックメイツ新百合ヶ丘店の閉店にともなうゲリラサイン会です。
ブックメイツには新刊が出るたびに呼んでいただき、サイン本を作らせてもらっていました。
サイン本は返本できないので、閉店の時点で在庫があればお店に損害を与えることになります。
せっかくいままでお世話になっていたのにそれではしのびないので、売れ残っているサイン本があれば、自分が店頭で手売りしたら在庫をなくせないかなという思いつきがきっかけでした。
額賀澪さんとTwitterでそういうやりとりをしていたら村山早紀さんが自分も参加したいというリプをくださり、噂を聞きつけた似鳥鶏さんや芦沢央さんも連絡をくれて、あれよあれよと話が膨らんで総勢13人の作家による前例のない規模のサイン会になったのでした。
イベントの模様を伝える額賀さんの記事はこちら。
一人として僕が参加を頼んだ相手はいなくて、皆さん自主的に手を挙げてくださったのが特筆すべき点だと思います。
しかも徳永圭さんは名古屋から、村山早紀さんは長崎からの参加でした。
小田急ブックメイツ、作家さんに愛されるすごいお店でした。
2か月に一回やっている『本にかかわる人の交流会』でも少しずつ成果が出始めました。
額賀澪さんが本を売るためにいろんな分野のスペシャリストにインタビューする内容の『拝啓、本が売れません』(ベストセラーズ)では、額賀さんが交流会で知り合ったCCCの浅野さんにインタビューしています。
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拝啓、本が売れません
1,404円
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交流会のことも書かれているので、この本が出て以後交流会の参加希望者が急増したんだよな。
七尾与史さんの『グサッと痛いけど超やる気が出るドSな言葉』(すばる舎)は、七尾与史さんとすばる舎の編集者が交流会で出会ったことにより生まれた本です。
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グサっと痛いけど超やる気が出るドSな言葉
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ほかにも進行中の企画がちらほらありそうです。
編集と作家のマッチングだけが目的ではないのだけど、その場で意気投合した人たちが一緒に作品を作り上げたという事実は単純に嬉しいです。
本に限らず、今後ももっとびっくりするようなものが生まれてくれればいいと思います。
書店のフェアとか、イベントの企画とか。
いつまで続けられるかはわからないけど頑張るからさ。
そんな感じに駆け足で2018年を振り返ってみました。
鬼に笑われるかもしれませんが、来年早々に新刊が出ます。
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犯罪心理分析班・八木小春 アイアンウルフの箱 (富士見L文庫)
626円
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一昨年出した『オイディプスの檻 犯罪心理分析班』の続編です。
正直続編が出せると思っていませんでした。
これを書ける状況に至る紆余曲折が僕にとってエンマ様ドラマ化に次ぐ今年の大きなトピックだったりするのですが、詳しいことはまたおいおい。
サカソニもよろしくね。
ではでは今年もお世話になりました。
よいお年を。