高校は自転車通学だったし、島原を離れてからたまに帰郷する折りにも親なり友達なり、誰かしらが自動車で長崎空港まで迎えに来てくれるので、島原鉄道にはいまだに数回しか乗車したことがありません。
田舎は車社会ですからね。
なので日常的に鉄道を利用するようになったのは、上京してからです。
そんな鉄分薄め、貧血気味な僕が恐れ多くもトラベルミステリというジャンルに手を染めてしまったのが、本日発売『鉄道リドル いすみ鉄道で妖精の森に迷いこむ』でございます。
鉄道リドル: いすみ鉄道で妖精の森に迷いこむ (小学館文庫 さ 32-1 キャラブン!)
659円
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これは以前に『きらら』で連載していた『俺たちトレインスポッター』を大幅に改稿したものです。
自分のブログをさかのぼってみたら『俺たちトレインスポッター』が最終回を迎えたという記事が2016年6月だったので、連載終了からおよそ2年の月日を経てようやく刊行ということになります。
いやー長かった!
「原稿はあるのに本が出ない」という便秘状態を脱して、いまはすっきりした心境です。
あとは売れてくれればもっと気分がよくなるんだけど。
『鉄道リドル』は現役医大生、IT企業社長、世界的ヴァイオリニストという、スペックもルックスも完璧なのに女性が苦手な三人の鉄道マニアがローカル線沿線を旅しながらさまざまな謎を解いていく、笑いありちょっぴり涙ありの『人の死なない』トラベルミステリです。
個人的には『男はつらいよ』とか『釣りバカ日誌』などの東映プログラムピクチャー的な味を出したくて『男はつらいよ』シリーズをTSUTAYAで大量にレンタルして観まくってから書きました。
人が死なないので安心して楽しめるミステリーです。
自分の作品について語るのが苦手なのであとは担当さんのコラムでも読んでください。
シリーズ化してキヨスクなんかで並べてもらえるようになってほしいと思っています。
そのためにはまずは一作目。
買ってくださいよろしく。
あとこれもよろしくね。
5月19日……ってもうすぐじゃん!
20何日ぐらいの感覚だったわ。
ほかの作家さんがペーパーやらなにやらいろいろ特典をつけるみたいなので僕もちょっと準備してるんだけど、間に合うかな……