僕のTwitterを見た人などから「いつもたくさん色紙を書いてて大変ですね~」と言われますけど、色紙を書くこと自体はそんなに大変じゃないんです。
本当にしんどいのは、
梱包した色紙の宛名書き作業なんです!!!!
どうもこんにちは。
どうでもいいことを声を大にして叫ぶ系作家です。
すみません原稿、遅れてます!!!
どさくさに紛れてどうでもよくないことも叫びました。
さてさて出ました新刊。
『白バイガール 駅伝クライシス』でございます。
白バイガール 駅伝クライシス (実業之日本社文庫)
Amazon |
タイトルの通り、今回は箱根駅伝が舞台です。
「次は箱根駅伝を舞台にしようと思うんです。潤が先導役に任命されて、箱根駅伝の裏で起こる事件解決に木乃美が奔走して……」と構想を編集さんに話したら、それなら箱根駅伝の前に出したいという営業さんからの要望が出たらしく、前作から一年経たないうちにシリーズ新作を刊行する運びとなりました。
思いつきを安易に口にするものじゃありませんね。
ハードな進行がめちゃ大変でした。
ところで誰も数えてないと思うんですが、今作は記念すべき僕の15作目になります。
そうです。
すでに15作もあるんです。
知らなかったでしょ?
読んでないの、けっこうありますよね?
エンマ様や白バイの続編を待つ間も安心だ(にっこり)
そして今作では、以前取材していただいたレディスバイク誌Sさんにお願いして原稿を読んでいただき、バイカー視点からのアドバイスをいただきました。
そのぶん、これまでよりリアルさが増していると思います。
Sさんどうもありがとうございました。
2017年12月号
Amazon |
リアルといってもバイク的リアルさであって、重厚な本格警察小説好きのニーズに応えるつもりはさらさらないのであしからず。
『ワイルド・スピード』みたいなバカアクション映画を観る感覚で、気楽に手に取って楽しんでいただけたらと思います。
そして最後に。
今年の4月に、高校時代の同級生が交通事故で亡くなりました。
けっして口数は多くないけどときおり発する一言がとても鋭くて、とても機知に富んでいて、とても賢く、とても穏やかで、とても愉快なやつでした。
僕の高校時代の印象そのままに、よき夫よき父親にもなっていたようです。
バイク乗りでもあった彼に今作を捧げるとともに、今作の印税から一部を、交通遺児育英会に寄付しようと思います。
親を失った子供たちから学ぶ機会が奪われませんように。