というわけで中山七里さんに遅れること一年。
僕も文教堂R412店にお邪魔してまいりました。
こんな感じで僕のコーナーを作っていただいています。
いちおう神奈川本大賞の『白バイガール』絡みでお邪魔したんですが、『消防女子‼』とエンマ様シリーズもしっかり推してくださっています。
訪店した作家に従業員用のエプロンをつけさせて写真撮影するのが恒例らしく、僕も撮影していただきました。
事務所に飾ってある中山さんの写真もエプロン姿でした。
店長さんのキャラクターも売り場もとても個性的で楽しいお店です。
おかげでかなり長居しちゃいました。
店長さんを始めお店の皆さま、お忙しい中どうもありがとうございました。
サイン色紙を書かせていただいたほか、『白バイガール』と『ジャッジメント』でサイン本を作らせていただきましたので、お近くの方はぜひお立ち寄りください。
さてさて、もう9月です。
神奈川本大賞の二次投票期間は8月いっぱいなので、昨日まででした。
候補4作をすべて読んで順位付けをし、それぞれに感想コメントを添える、しかも4作の中には小説あり野球ノンフィクションあり絵本ありという、けっこうなハードルの高さでしたが、この記事を読んでいる中に投票してくれた方はいらっしゃるんでしょうか?
もしいらっしゃるのなら、どうもありがとうございました。
そしてお疲れさまでした。
ぜんぶ読むのは大変だったでしょう?
ノミネート作ぜんぶがどストライクなんて感性の人は全国に何人いるのかなというラインナップでしたもんね。
あ、投票内容は、胸に秘めておいてください。
聞くのが怖いので。
この機会に初めて僕の本を手に取ったという読者がいるのなら、こんなに嬉しいことはありません。
新しい読者に作品を届ける機会をくださった神奈川本大賞運営委員の皆さま、そして僕の本を実際に読者に届けてくださった書店員の皆さま、本当にありがとうございました。
そして神奈川本大賞がきっかけで『白バイガール』を読んでくださった読者さん、はじめまして!
もし気に入ってくれたら、僕のほかの著作も読んでくれると嬉しいです。
二年前の第一回神奈川本大賞立ち上げのとき、僕は準備段階の応援パーティーにお邪魔しました。
僕には横浜を舞台にした神奈川県ご当地小説の『消防女子‼』シリーズがあったので、正直なところ、神奈川本大賞がなにかのきっかけにならないかなあという色気もあったのですが、パーティーで関係者の方々にご挨拶するうちに、「甘かった……遠い。遠すぎる! これじゃ受賞どころか、ノミネートすら夢のまた夢や!!」と思い上がりを痛感させられました。
僕の作品や名前を知っている方がほとんどいなかったんです。
僕の名刺には4コマの自画像が描かれているんですが、何度「漫画家さんですか?」と訊かれたことか。
横浜を舞台にした小説を書いているのに、読者どころか神奈川県の出版関係者にすら届いていないなんてと、そのときはけっこうへこみました。
そして案の定、なにごともなく第一回が終わりました。
もっと名前を知っていただけるように、地道に頑張っていこうと思いました。
そういうことがあったので、ノミネートの報せを受けて感慨深かったです。
書店員さん図書館員さんたちによる一次投票の結果ということで、この二年で、僕のことを知ってくださった方も増えたのかなと、とても嬉しかった。
あの後で『消防女子‼』と横浜消防のコラボも始まったし、『白バイガール』も出たんだもんね。
などと、あえて投票期間が過ぎたいま、「神奈川本大賞と私」を語ってみました。
たぶんノミネートされたほかのどの著者さんよりも、僕の神奈川本大賞への思い入れは深いはず!
だから神奈川本大賞、
くれくれくれくれくれくれくれーーーーーーーー!
と、わめいてみても後の祭り。
あとは開票結果を待つのみです。
どんな結果でも静かに受け入れられるよう、心構えをしておきます。
貴重な経験、どうもありがとうございました。