甲子園も終わったしオリンピックも終わったしサマソニも終わったと思ったら早速台風がやってきて、駆け足で過ぎ去ろうとする夏と忍び寄る秋の気配にもの寂しさを覚える今日この頃。
皆さまいかがお過ごしでしょうか。
こんにちは。
アメーバのブログエディタが新しくなって困惑する男です。
今年はけっこう真面目に仕事したので甲子園もオリンピックもそんなに熱心に観ていなかったんですが(編集さんも安心の発言!)、ふとテレビつけたときになにもやってないというのは寂しいものです。
とはいえ東京のテレビ局は、ほぼ24時間なにかしら放送していますね。
上京したときにはその事実に驚いたんですが、ふと、いまの僕の田舎のほうの状況はどうなんだろうと思って長崎と熊本のテレビ番組表を調べてみたら、熊本はほぼ24時間放送していて、長崎では深夜に一時間ほどの空白がありました。
僕が上京した時点ではもうちょっと空白の時間帯が長かった気がするけど、はっきりと自信はありません。
実際はどうだったんだろ?
僕が子供のころよりは、確実に放送時間が長くなっていますけどね。
小学生のころに朝6時に起きて『コンバトラーV』の再放送を見るのが一日のスタートの儀式だった時期があるんですが、そのときはちょっと早めにテレビをつけるとまだカラーバーでしたから。
そんな時代だったので、24時間テレビとか27時間テレビとかにはお祭り感がありました。
そんなことしてもまったく意味がないのに、毎年24時間とか27時間完全視聴に挑戦したりね。
一度も成功したことがないどころか、せいぜい夜中の2時くらいにはいつも寝落ちしてるんですけど。
あれは中一か中二ぐらいのときかな。
たぶん27時間テレビのほうだったと思うけど、例のごとく完全視聴してやろうとテレビの前に陣取り、布団に胡坐をかいて気合いを入れてテレビを見始めたのです。
すでに布団を敷いている時点で敗北宣言してるようなものですけど、当時の僕は「出る前に負けること考えるバカがいるかよ!」とアナウンサーに平手打ちをくらわすアントニオ猪木の心境でした。
なのでお菓子とジュースを布団のそばに山積みし、準備は万端です。
なにせこれから27時間寝ないわけですから。
27時間寝ないなんて当時経験したことはなかったけど、たぶんお腹は空くでしょう。
お腹が空いてテレビの前を離れるような事態は避けたいわけです。
その後、小説家になって原稿に追われ、30時間以上寝なかったとき、眠らないためには空腹状態を保つのがコツだと学ぶわけですが、そんな不健康で悲しい知恵など当時は持っていないのです。
お菓子はカールとかポテチ。
ジュースはよく覚えていないけど、ファンタオレンジを飲んだことだけは、よく覚えています。
なぜなら布団がファンタオレンジまみれでべったべたになってて、その気持ち悪さで目が覚めたから。
そう。やっぱりあえなく寝落ちしちゃったんですよね。
しかも寝ている間にファンタオレンジの缶を倒し、布団と畳をべたべたに汚す大失態。
なので27時間テレビの予告とかを見ると、不快にべたつく頬と甘~い匂い、はっと目が覚めて周囲を見たときの惨状を、いまでも思い出します。
あえて誤解を招くように表現すると、これぞ甘くてほろ苦い夏の記憶!
なんちゃって。
おあとがよろしいようで。